既にスポーツ各紙で報道されているように、福岡ソフトバンクホークスの斉藤和巳投手が、球団から来季育成選手としての契約を打診されているそうです。
投げることすら出来ず、3年が経ちました。
今季は開幕直前に再手術の報道があり、がっかりしたと同時にまたかと思われた方も多かったでしょう。
恵まれた体格とスピードボール、気迫溢れるピッチングは現役プロ、アマ、学生のプレーヤーからも絶大な支持を受け、今なお多くの人々が復活を熱望しています。
今まで支配下から育成に落ちて復活出来たのは、中村紀洋(楽天)、陳偉殷(中日)の二名。極めて厳しい現実です。
活躍、ケガ、活躍、ケガと故障と闘い続けてきた彼。
今では信じがたいですが、ルーキーのころは驚くようなノーコンで、首脳陣にもさすがにさじを投げられそうになったことも。
野手への転向を勧められ、実際にファームで野手として出場したこともあったそうです。
投げない投手へ高額の年俸を支払うことに内外から批判もありました。
あれほどの感動的なプレーが結果的に無理をさせて彼の選手生命を縮めてしまった。
斉藤投手の実績から、この3年間は当然受け取ってよい年俸だと個人的には思います。
ファンの一人として罪滅ぼしのような気持ちもあります。
彼が態度を保留しているのは、おそらく引退を含めての重い選択肢があるのだと思います。
単純に答えられることではないでしょう。
彼が復帰を望む限り、どういう形でもよいから球団に残して欲しい。
それが育成という形でも構わない。
報道を見るかぎりは最悪は退団もあるそうです。
ふと、思いました。
もし、福岡レッドワーブラーズが残っていたら、赤いユニフォームの背番号66もあったのだろうかと。
この歴史に残る素晴らしい投手を、周囲の雑音に惑わされずにリハビリする場が今はひとつ消えたことが勿体ない気がします。