(1)Bernie Leadon ②
◆ Hearts & Flowers
1967年、Californiaに戻ったBernieは、成長途上のPsychedelic Country-Folk Group Hearts & Flowersに参加し、その頃LA.で急成長していたFolk/Country Rockの初期シーンで活動しました。BernieはBand2作目のアルバム”Of Horses, Kids, and Forgotten Women”のRecordingに参加し、アルバムはローカルヒットはしましたが、全米チャートには上がることはできず、Hearts & Flowersは翌年解散しました。
↓HEARTS & FLOWERS, “Of Horses, Kids, and Forgotten Women”1968
◆ Dillard & Clark
その後Bernie Leadonは、Bluegrass Banjoの名手でThe Dillardsを離れたDoug DillardとThe Byrdsを離れたGene Clarkが結成したDillard & Clarkに参加します。Dillard & Clarkは、60年代末の南カリフォルニアのCountry-Rockシーンの形を築き上げていった主要なBandの一つとして位置付けられています。1stアルバムの"The Fantastic Expedition of Dillard & Clark" は、Country Rockの分岐点において後のCountry Rockに大きな影響を与えることになる『ユニークな傑作』として、批評家やミュージシャンたちに評価されています。アルバムでは、Bernie Leadonのbacking vocals, Banjo, Guitar, Bass, などのMulti-Instrumental Workがフィーチャーされ、これらの彼の役割はアルバムを特徴付けています。またBernie Leadonは6曲で共作者としてクレジットされています。その中でも特筆すべきはGene Clarkとの共作による"Train Leaves Here This Morning"であり、後にThe Eaglesの1stアルバムで取り上げられThe Eaglesの主要曲になったこと(ある意味でBernieの代表曲と言えます)は、Country Rockの発展と洗練の過程としても興味深く感じます。
↓Dillard & Clark "The Fantastic Expedition of Dillard & Clark" 1968

