恵比寿のウェスティンホテルで上得意客向けの

宝飾品フェアがあった。

前にも書いたが

宝飾品はよく売れるようになったみたいだ。


酸素ボンベつきの母を連れてでかけた。

母は家にいると欝っぽくなるので

1日1回

だるいからだを奮い立たせて

なるべくおしゃれさせて

きれいで明るいところへ連れ出すようようにしている。


それでも

誰かの手を借りなければ外出できない不自由さに

再度落ち込んだりしている。

誰でも穏やかに自分の運命を受け入れるのは

難しいということだ。


ウェスティンホテルの1階のティラウンジは

ガーデンプレイスのなかでも特に

気の良いところと聞いているので

食事会の後

そこでしばらくゆっくりした。

といっても

携帯酸素の時間制限があるので一瞬だったが。


ひいきの宝飾デザイナーは

見ているだけではぱっとしないが

着けてみるとなかなかつぼにはまるものを作っていて

今回も蝶をアレンジしたゆれるイヤリングにぐっときた。

自分でひょいと買うには値が張るので

私は思いとどまった。


担当の女性外商は

そつがなく

接客の仕方には学ぶものがある人だ。

年代が50~60になると

「あなたから買うわ」と

お客は人につくと言われているのもなるほどと思う。

交渉の中でみせる機微というか人間力がなければ

高価なものほどさばききれないだろう。


母もそのような誰かの優れた人間性に触れたい

思いがあるのかもしれない。

モノより思い出を買うといったところか