台湾で開催、Culture & Coffee Festival in Taipei | はっしーの浦安Diary

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浦安在住。中国茶台湾茶が好きです。

 

先月、7月29日・30日の2日間、台北の華山1914文化創意產業園區で開催されたCulture & Coffee Festival in Taipeiの2日目に行きました。台湾で今、コーヒーが大人気というけど、いったいどのような盛り上がりをみせているのでしょうか?

 

 

 

台湾のコーヒー事情を知る前に日本の状況をと思い、6月に青山で開催されたTOKYO COFFEE FESTIVALに行ってみました。すると、東京なのにたくさんの台湾の方々がいらっしゃっていて、コーヒーを楽しんでいました。そして、台北から、Single Origin espresso&roastが出店していました。

 

また、コーヒーロースターが多数ある清澄白河に行くと、最近は中華圏の旅行者がかなり多いように見うけられます。その中でも、私から見ると台湾の方だろうなと思われる方がとにかく多いんです。女性2人旅、家族連れ、年配のお父様と息子さんの2人連れなどなど、老若男女です。小さなロースターで、豆を買っていくというシーンも何度か見かけました。思いのほか、コーヒーを通した日台交流は進んでいるのではないかなというのが、台湾でのコーヒーを巡る旅に行く前の印象です。

 

 

 

突然、ここはどこ!?な画像で失礼しますが、こちらは華山1914文化創意產業園區。日本統治時代の酒工場の跡地がリノベーションされ、アートイベントが開催されたり、映画が上映されたり、素敵なカフェやショップがあったりで、旅行者にも楽しめる空間です。

 

前日までの大きな台風の風が残っていて、リボンがかけちゃってますが(目の前でバキッとなり飛んでいきました……)、セーラームーンの展示に、「この世界の片隅に」が上映中にと、日本発の作品も人気です。残念ながら見かけなかったのですが、ちょうど先月後半、「この世界の片隅に」のラッピングバスが、台北市内を走っていたそうです。

 

 

 

こちらは、Culture & Coffee Festival in Taipeiへの入場を待つ皆さん。1日目の7月29日は台風で雨風がひどい中、最長3時間待ちだったとのこと。すっかり晴れて気持ちのいい天気となった2日目の7月30日もこのように大変な人気でした。

 

 

 

Culture & Coffee Festival in Taipeiは、台湾と日本のコーヒーをテーマとしたイベントで、台湾だけではなく、日本からももちろん出店あり、香港からの出店ありと、会場は小さいながらも、たくさんの出店で非常に活気のあるイベントでした。

 

このイベントを手がけている企業や人々がまた素敵なのですが、そのひとつが、オシャレ台北の代名詞のようなFUJIN TREE GROUP。「富錦樹」の3文字、台北特集の雑誌や、ガイドブックでよく見かけますね。富錦街から発展していった、台北のライフスタイルを牽引している企業です。

 

 

 

会場に入る前に、Goodman Roasterの伊藤篤臣氏が、台湾のコーヒー事情についてのお話をしてくださいました。日本人が台湾産である阿里山のコーヒーを広めるという夢を実現させている伊藤氏。次に目指しているのは、コーヒーを飲むライフスタイルを広めること。

 

 

 

 

8年ほど前から、関税の関係から、自家焙煎をするコーヒーショップが増え、5,6年前から、お金持ちの息子さんたちがコーヒーショップを作り始めたとのこと。いまや、台湾のコーヒーショップは飽和状態。しかし、スペシャリティコーヒーを提供する比較的高い店か、安いチェーン店の2極化が進み、この間の中間的なコーヒーを提供するショップがないのが台湾。伊藤氏はそこを狙っていきたいと語ってくださいました。

 

伊藤氏のコーヒー、9月に自由が丘のTODAY'S SPECIALで販売予定とのこと。興味ある方、ぜひ要チェックです!

 

 

 

見ての通りの人の頭だらけ。とにかくたくさんのみなさんが通路いっぱいにいて、熱心にコーヒーについて聞いていたり、試飲したり、購入したりと、非常に盛り上がっていました。

 

 

 

 

GABEE.

台北のGABEE.は、台湾の2004年バリスタチャンピオンシップ優勝のバリスタマスターのコーヒーショップですが、いや、もう面白いメニューだらけ。会場では、芬達汽水冰咖啡(オレンジのファンタ+コーヒー)や、檸檬愛玉冰咖啡(台湾のデザートのオーギョーチー・檸檬シロップ+コーヒー)といったメニューを販売。聞いただけだと想像できなかった味ですが、どちらも意外にもいける味でした。

 

 

 

 

Single Origin espresso & roast

台北のシングルオリジンにこだわったコーヒーショップ。2016年の台湾のバリスタチャンピオンシップ優勝と、こちらも実力派。TOKYO COFFEE FESTIVALにも出店。

 

 

 

 

The Lobby of Simple Kaffa / 興波咖啡

バリスタ世界一を決める、2016年ワールドバリスタチャンピオンシップの優勝は台湾の呉則霖氏。台湾では3年連続優勝し、2016年には世界一です!彼のお店がこちら。コーヒー関係者皆さんが、「Simple Kaffeのブースには行ったほうがいい」とオススメしてくださいました。台北の東区にコーヒーショップがあります。

 

 

 

 

DOMO CAFÉ

こちらは、東京からの出店。実は9月にグランドオープンする、新宿区百人町のDOMO CAFÉ。台湾人オーナーによる、日台のコーヒーが楽しめるコーヒーショップ。ここでは、なんと、京都のカフェ・ヴェルディと、台北のFika Fika Cafeで焙煎された豆を提供。日台交流の場として期待されるDOMO CAFÉは現在プレオープン中。新大久保駅からも近いので、ぜひ一度足を運んでみてください!こちら、台湾にはなく、東京が1店舗目です。

 

カフェ・ヴェルディの続木義也氏と、Fika Fika CafeのJames Chen氏が並んでという、貴重な一枚。奥に写っている素敵な女性は、DOMO CAFÉ顧問の王さん。台北市内には彼女がプロデュースするコーヒーショップが何店舗もあります。

 

 

 

 

カフェ・ヴェルディの続木氏によるワークショップは満席。台湾の熱心なコーヒー好きの皆さまが、続木氏から試飲した何種類ものコーヒーについての感想を求められると、はっきりと自分の言葉で好き嫌いやどう思ったかを答えていたのが印象的でした。

 

紹介しきれないぐらい、たくさんのコーヒー関連のお店が出店していましたので、出店一覧を。東京のお店や京都のお店もありますよ!

 

ONIBUS COFFEE
GOODMAN ROASTER
Simple Kaffa 興波咖啡
Fujin Tree Café 富錦樹咖啡店
URBAN RESEARCH x snow peak
GLITCH COFFEE & ROASTERS
ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
SOL'S COFFEE
coffee & donuts haritts
コーヒー坊や x 只本屋
知床流氷珈琲 From 北海道・知床 supported by HARIO
Loca Coffee Ceramic Filter
Caffe' Verdi & DOMO CAFE
GAVAGAI
鳴草咖啡
立裴米緹咖啡館
D.MAISIE COFFEE
COFFEE FLAIR
SWELL CO. CAFE
coffee stopover
Kopi Ibrik/一步一步來
Single Origin espresso&roast
GABEE.
席瑪朵珈琲烘焙棧
Sit Down Plz Coffee Roasting 西當・普里斯—自家焙煎咖啡店
HAUSINC CAFE
墨咖啡 INK COFFEE
washida coffee
Brew Note Coffee Roaster & Black Sugar Coffee
Olivia coffee roaster
有明心 Coffee Roasters
珈琲や 咖啡屋 coffee-ya
著迷咖啡
TOAST x KINTO
C³offee 咖啡誌

 

 

 

前出の伊藤氏によると、台湾のコーヒー業界は、日本に「追いつけ、追い越せ」だそうです。が、今回、は追い越しているところもあるのでは?と感じました。

 

台湾は、どうしても、マンゴーカキ氷に小籠包にタピオカミルクティーにといったメニューに目が行きがちですが、コーヒーやカフェをテーマに旅するもありです!個人的に、台湾茶好きなので、台北のコーヒーショップには、しっかりと台湾茶メニューがあるのにも感動してきました(こちらはまた別記事で紹介します)。

 

上記のお店の紹介や一覧が、台湾のコーヒーショップやカフェ巡りのお役に立てると嬉しいです。ご覧いただき、ありがとうございます!