私がヨーガを始めるきっかけとなったのは当時夢中だった水泳とボイストレーニングのスキルアップのためでした。

その後、ヨーガが目指しているのは“悟り” 繰り返される輪廻転生から解脱し、二度とこの世に生まれ変わらないこと…と知りました。ここから私の迷いが始まった。
私はどこまでもヨーガの深遠を求めずにはいられない。
けれどその極みはこの世との永劫の別れ。
まだ何度も何度も異なる生を体験してみたい、新しい宇宙をいきてみたいと思っているのに。

chaos

そんな私を目覚めさせてくれたのはインド学・仏教学者 立川武蔵先生の今日の講義。
師曰く 「何百年に一人現れる聖者を除いて、ほとんどの人は解脱など望んでいない。たとえ
ワンワン[emoji:e-134]になろうとタンポン(←私の加筆です)になろうとこの世に存在していたいのです。」
あ~よくぞ仰ってくださいました!
私は積年の呪縛から解き放たれた安心感に打ち震えたのでした。

cosmos
mehndi.jpg血液浄化や神経調整の薬理作用があるハーブ、ヘンナ。
これをクリーム状にして様々な図形(ヤントラと言えるかもしれません)を描いたものが メヘンディ・ペインティング です。

施した直後のメヘンディは黒っぽいですが、数時間のうちに乾いてかさぶたのように剥がれます。
あとには、アジアの美しい土の色が織りなすアートが残ります。

大地のエネルギーと、そこに暮らす人々の祈りが皮膚を通して自分の中に入ってくる。
メヘンディをするとなぜか元気になるのです。 サンプロテクション効果もバッチリですよ。
広大なインドには各地に伝統的舞踊が残っています。
その中で特に私が惹かれるのは東インドで宗教的な舞踊として発達してきたオリッシーです。

これを継承し、日本で普及に努められている安延佳珠子さんが主宰する Stadio Odissi の名古屋初公演がありました。客席と一体となった幻想的な古の踊りには誰もが魅了されました

また私は公演前に開かれた初心者対称のワークショップにも参加しました。
こんなチャンスは滅多にありません。
手話 蓮オリッシーは爪先で曲線を描きながらの優美な足の運びが特徴的です。実際にやってみると脚の内転筋がかなり鍛えられる感じで、それぞれの関節を柔らかく曲げることを要求されます。手の動きはハワイアンフラと似ていて、手話のようです。画像は覚えたての蓮です。

他の参加者は○○ダンス歴何年という人達や、バリ舞踊を極めるためバリに通い続けている人、この日のために沖縄からやって来たオリッシーダンサーなどかなりコアな(全然初心者じゃない!)メンバーでした。そんな中でド素人の私は白鳥の湖で溺れているカラスのよう…
しかしながら、自分の目標に向かってさわやかに努力している人達から色々な話が聞けて、恥も汗もかいたけど驚きに満ちた楽しいひと時でした。
ghee.jpgスーパーマーケットの店頭から久しく姿を消しているバター。
買いだめしておいた最後の一箱を使ってギーを作りました。
アーユルヴェーダの用語はサンスクリットが多い中、なぜかこれは英語です。

インターネットサイトでも缶入りのギーが売られていますが、少し高価。家庭では市販のバターを精製して作られることをお勧めします。

油脂類の中でもっとも優れていると言われるギーは料理にも利用されますが、コクと風味が出て、とても美味しく感じられます。また油分が不足しがちな和食にも手軽にプラスできます。
バターさん!早く戻ってきて!(できることなら安くなって)
P1060050.jpg 社会学者であり歌人でもあった鶴見和子さんは生前、諸民族・部族の内発的発展こそが宝であると言い続けていらっしゃいました。
 
 ソルボンヌ大学で東洋哲学を学んだフランス人女性 アレクサンドラ・デビットニールの著書 「チベット魔法の書」 には中国が侵攻する以前の、真の自由チベットの精神世界が描かれています。
「…正真正銘のチベットの姿を伝えている。今やすっかり失われてしまったが…」 とこの著作を評しているのは現ダライラマ14世です。

 同じようにインドから伝来した仏教が日本とはまったく異なる発展を遂げている氷雪の聖地チベット。この相違、多様性をお互いに許容していくことが我々の平和と幸福を担保するものと、なるのではないでしょうか?決して暴力や権力あるいは経済力によって、それらが蹂躙されてはならないのでは?
K邸 旧茶室15歳から通った茶室が老朽化のため取り壊されることになりました。
この空間に身を置くことは二度とありません。エアコンも網戸もないこの一間での稽古は正直なところ修行そのものでした。
しかし辞めたいと思ったことは不思議に一度もありません。

4月から新しい環境を手に入れられた方もいらっしゃるかもしれませんが、些細なことでも何かそこに自分との繋がりやルーツが感じられると嬉しいものですし、時間をかけてでも馴染んでいこうという心構えができるものですね。

茶道をはじめ日本伝統文化のルーツを訪ね訪ねていくと、その多くはやがてインドに辿り着きます。私たち日本人の心の奥底には、かの玄奘(三蔵法師)が切なる願いを胸に天竺を目指したのと同質の何かが今も尚、息づいているのかも知れません。
朝東風に吹かれてヨーガができる季節となりました。
春はまたカファ(=水のエネルギー)が↑する時期でもあります。
その対策法の一つとして、ヨーガをする際はカファを鎮静するやり方を心掛けるといいですね。

同じポーズでも普段より少しテンポを上げて、回数を増やします。
そしてヨーガを行う時間帯は…アーユルヴェーダをご存知の方ならすぐ分かりますよね。
早朝。カファの時間が始まる前です。
Tibet.jpgかつて皇后美智子さまは仰いました。
(天皇家の役割は) 「祈りでありたい」 と。

この世界には私達が気が付いていても いなくても、そのような役割を担っている人たちがいてくれます。

チベット仏教の僧侶達もまた然り。彼らは家庭を持たず、粗末な食事と衣服に充足し (日本の僧侶とは大違い) その持てる時間の大半を修行に充て、一切衆生の幸福と平和を祈り続けています。 そうして一生を過ごすのです。
今こそ私は彼らの献身をしっかり胸に受け止めたいと思います。
そして中国政府に徳が涵養されますように。
ゴツコーラ
和名 : ツボクサ   セリ科
呼称 : アジアチカ ( asiatica )
英名 : Gotu Kola
味 : 苦味
薬力源 : 冷性
消化後の味 : 甘味
ドーシャへの作用 : 3つのドーシャをバランスさせる

日本では健康に良い状態を「頭寒足熱」と言いますが、このハーブの持つ冷性は正に脳をCOOL な状態にしてくれます。最近はその美肌効果からエステ関連の注目も集めているようです。

ヨーガ&アーユルヴェーダ的には体内浄化、若返り作用はもちろんのことサットヴァ(=叡性)を高める、また頭頂チャクラ(=エネルギーセンター、西洋医学的には松果体と関連する)を活性化する最高の薬草として広く用いられています。

うこんティー石垣島の生ウコンをお茶にして、春の陽だまりに置いてみました。
湯気の立ち昇る黄金色が光に反射してキラキラ輝き、見ていて飽きません。色のパワーでしょうか、幸せな気持ちにもなってきます

ウコンはカレーのあの黄色のもとにもなっているインド料理やアーユルヴェーダには欠かせないスパイスです。多少苦みはありますが、このようにターメリック(=ウコン)ティーとして飲用することもできます。

この旅を振り返ると、出発前には予想だにしなかった出来事の数々に驚かされますが、これもヨーガやアーユルヴェーダという視点があったからこそ、起こり得たことなのかもしれません。
ほぼ一人で行動していた私に微笑み、話しかけ、また救いの手を差し伸べて下さった方々には心からお礼を申し上げます。八重山の風に吹かれたこの旅は私にとって僥倖中の僥倖でした。