東北旅は今日もお休みして
久しぶりに鎌倉観音巡りの記事です
4月に巡礼したので2ヶ月も放置してしまいました
(実は本日三十三ヶ所無事結願成就いたしました)
鎌倉観音霊場第十三番
稲荷山超世院 別願寺
宗派:時宗
開山:覚阿公忍
開基:不明
創建:1282年
こちら前回まさかのお寺の人が留守で巡れなかった札所
また日を改めてこの日やって来ました
代々「鎌倉公方」の菩提寺として
また鎌倉の時宗の中心として栄えたお寺です
第四代鎌倉公方・足利持氏公の供養塔も境内にあります
足利持氏公についてはこちらを参照してください
で…まさかの
本堂消失
取りあえず本堂の横にあるご住職の住宅へ
上品そうな奥様が出てこられて
本堂はしばらく新築工事に入るとのこと
御朱印はいただいたけど、御本尊に手を合わせてない
ご本尊は鎌倉市の施設に真綿に包まれて預けられてるそうです
仕方ないので心の中で手を合わせ
本堂落慶の折にはまた来ることを誓ったのでした
ちなみに本堂の工事を引き受けるのは
聖徳太子お抱えの宮大工で有名な金剛組
創業578年ですよ奥様
次の観音霊場へ向います
鎌倉らしいこんな路地をてくてくと歩くと
およそ10分ほどで目的地のお寺に到着しました
鎌倉観音霊場第十七番
宗派:真言宗大覚寺派
開山:文覚上人
開基:源頼朝公
創建:1181年
頼朝公の祈願所として
後に文覚上人を開山として創建されたお寺
度々竜巻の被害を受けたため
別名「竜巻寺」ともいわれています
寺名の「補陀落」とは
観音様が降り立つ山を示しています
サンスクリット語の「ポータラカ」が由来
(チベットのポタラ宮殿もここからきている)
「補陀落」は南インドにある山とされ
中世はこの補陀落浄土信仰が盛んでした
材木座の住宅街にひっそりとある小さなお寺ですが
過去七堂伽藍を持つ大寺であったそうです
名前が「補陀落」とされている通り
ご本尊は平安時代の作の十一面観音菩薩様
そして忘れてはならないのがもうひとつ
このお寺には大変珍しい物が残されているのです
平家の赤旗が残るお寺
補陀落寺には頼朝公がこの寺に奉納したといわれている、平家の総大将平宗盛公が最後まで持っていた平家の赤旗が残されています
やはり「鎮魂」のアイテムだったんでしょうかねえ…
普段は公開されておらず
鎌倉まつりの際にだけ拝見できるとか
ちなみに来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で
平宗盛公は小泉孝太郎さんが演じます
空腹をこらえながら材木座をひた歩きます
材木座海岸らしい風景ですね
(海の画像なくてすみません全ては空腹のせい…)
ここまで来たならと
現在工事中の光明寺山門に立ち寄りました
鎌倉観音巡りは補陀落寺へ行った時点で残す所あと2ヶ所
(浄妙寺と円覚寺)
気長にお待ちくださいね〜
明日はまた東北旅シリーズ(多分)
Sea Gleam Coffee Kamakura
鎌倉市材木座6丁目15−18 鎌倉マリーナ 1F
営業時間 10:00~17:00(土日は8:00〜)
定休日 火曜