【嗅覚反応分析入門】4つの香りであなたがわかる?! | Ligne4 Aromatique リーニュ・キャトル アロマティック / メディカルアロマ・サヴォニエール

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NARD メディカル アロマアドバイザー / Savonnière (サヴォニエール) の中山弘子のブログです。「植物の癒し」と共に生きています。

注意2022年7月をもってAHISを退会いたしました注意
 
(c)一般社団法人 健康包括支援協会
 
こんにちは!

メディカル・アロマ・アドバイザーのヒロコです。

 

長々とブログをお休みしておりました。

予定が詰まっていた上に、嗅覚反応分析の復習をしていたのですが、これがなかなか理解するのが難しく、まとめるのも大変で、こんなに日にちが空いてしまいました。

今日からまた再開したいと思います!

 

今回はちょっと長くて難しい内容ですが、お付き合いください。

 

さて目指しておりますこの「嗅覚反応分析士」

 

8種の香りを嗅ぎ好みの順に並べ、その結果をチャート化することで体質をわかりやすく簡単に視覚的に表します。

 


(c)一般社団法人 健康包括支援協会

 

その分析方法に興味を持ち、分析結果の斬新さに腰を抜かしてしまったこの入門講座を、9月12日(日)に受講してきました。

 

嗅覚反応分析の流れをおさらいします。

  1. A〜Hまでのシールが貼られた8本のブレンドオイルの入ったボトルが一列に横に並んでいます。
  2. その8本の香りをランダムに嗅ぎ、好きな香りから嫌いな香りを選んでゆき、から好きな順に並べます。あまり香りのしないボトルは真ん中に。
  3. 嫌いな香りがあったらカウントすること
  4. 並んだ結果を小さな紙に書き込んで、先生にお渡しします。
分析結果は「IMチェックシート」というものに書き出されます。
 

IMチェックシート (c)一般社団法人 健康包括支援協会

 

(2021年6月18日)

 
この二つのグラフ、ボールペンの線であらわした形が違いますね。
※線の色は関係ないです。
この形が「正方形になるのが理想的」とする分析方法です。

実は8種類の香りを使って分析するのは次の基礎講座からでして、入門講座は4本のシンプルキットを使います。(IMチェックシートも使いません。基礎講座編で詳しくお伝えします。)
 
入門講座は本当にざっくり、しかし要点は抑えた講座で、香りを嗅ぐだけでその人の体調のみならず、体質や思考までわかるという「ほんまかいな」な理論の概論を学びます。
ほんまです。
 
(c)一般社団法人 健康包括支援協会
 
好きな香りを左から並べるのは8本分析と同じです。
 
IMチェック…香りを嗅いで並べることで、大脳辺縁系に集まった情報を嗅覚反応からグラフ化し、ホメオスタシス(恒常性の維持)のバランスをチェックする。今の自分の状態を知ることで、何をしたら自然治癒力が発揮されるか、何をしたら自然治癒力が崩れるかを確認。
 
IMチャート…様々な事象を化学反応の特徴から論理的、統計的、成分的に分類する展開図。解剖生理学、食品、アロマ、健康法など様々な事を分類し、IMチェックのデータを分析し、今の自分にあったより良い選択を予想。
 

IMチャート(一例:食品)
(c)一般社団法人 健康包括支援協会
 
このチャートを例にしてみましょう。
このチャートは左上が緑右上が青左下が黄色右下が赤に対応しています。
 
もしあなたがIMチェックで4本の香りを嗅ぎ、並べた一番左の香りが赤いボトルだった場合、右下の根菜類が対象物ということになります。あなたに必要なのは根菜類です。
 
IMチェックとは「一番好きで一番左に置いた精油の香りが、あなたにとって必要な精油の香り」という分析をします。つまり「自分に一番必要だから一番欲しい」脳が反応したのです。
 
ここで香りと脳の関係についてお話ししますと、香りは鼻から入り、嗅覚系の器官で電気信号に変えられて「原始脳、爬虫類脳」などと呼ばれる大脳辺縁系の扁桃体に送られます。ここで「好き・嫌い」の判断が下されます。「赤の精油の香りが好き」なのだと。先入観や思考の影響はほぼ受けません。本能です。
 
赤のエリアに対応する根菜類は、根菜類の香りを欲したわけではなく、赤のエリアに対応する精油の持つ芳香分子から導き出された化学反応の分類事象であり、分子原子のイオン化が深く関係しています。
 
・・・段々と小難しくなってきましたね。
私も整理して覚えるのに苦労してます、はい。
 
この4色それぞれのエリアにどんな事象が対応しているかを表した図が「イオンマトリクス図」になります。
※「イオンマトリクス図」をこちらに記載したいところですが、ネットで検索しても出てこないので記載は控えます。。。
 
そもそも「なぜイオンが?」と疑問を持たれるでしょう。ざっくりいえば「人の体が+(プラス)に偏っているか−(マイナス)に偏っているかのイオンバランスを確認するのに、精油の芳香分子を使う」のだそうです。
 
人の体のイオンのプラマイやイオン化については基礎講座で学びますので、ここでは「イオンバランスを正しく(正方形に)する方法を見つけるのがイオンマトリクス図」と思っておくと良いです。
 
それから先出のIMチャートが左右上下で色に分けられているとお話ししましたが、これについて簡単な説明(タイプ分類)をご紹介したいと思います。思考や行動の傾向です。
 
 
【青】(右上)
分析好きで熟考型、感受性豊かで傷つきやすい、冷静で慎重、想像力があって理想が高く現実とのギャップに苦しむ、いつも考え込む表情
 
【赤】(右下)
エネルギッシュで活動的、情熱的で正義感が強い、決断力に優れ仕事もバリバリ、人に批判的になることもある、群れることを嫌う、声が大きい
 
【緑】(左上)
ぽっちゃり癒し型、のんびりマイペース、コツコツタイプ、決断は遅いがとことんやる、肌はふっくら柔らかい、目線はふわっとしている
 
【黄】(左下)
明るく前向き、好奇心旺盛だが飽きっぽい、誰とでも仲良くなる、感情豊かで気分屋、長期的な計画は苦手、早口でしゃべる
 
今回私の分析結果はメモを取り忘れ、どの色が一番多かったか少なかったかがわかりません。反省...
 
この分析、香りを嗅がずに文字だけ見て「私、◯◯かなー」と思ったものと、香りを嗅いだ結果とでは全然違うものになることが多いです。なぜならそこに「先入観や主観」が入り込むからです。
 
私自身8本タイプの香りを嗅いだときに、香りを嗅ぐ前にイオンマトリクス図を見て「単独行動が好きで、あれこれ考えるのが好きな私は、絶対右上の青タイプだなぁ」と思っていたのですが、結果左上の緑タイプになりました。緑はないわーと思っていたのですが「自分を客観的に見ることは難しく、大脳辺縁系は嘘はつけません」ということで、緑のようです。
 
これがまさしく嗅覚反応分析の面白さを感じた点です。
 
また、私は緑の左上の数値が過多になることが多いのですが、左上過多の悪い影響として「冷え性、肩こり、足のむくみ」があります。まさしく私はその症状持ちなのです。こういった点も面白いですよね。

この「嗅覚反応分析」ですが、アロマテラピストであり一般社団法人 健康包括支援協会代表の「軍場大輝(くさばひろき)」先生が発案・特許取得(特許第5536272号、特許第6353291号 等)をなさった分析方法です。
 
軍場先生がアロマテラピストとして接客をされているときに「香りの好みが似ると体質が似る」「同じような行動をすると同じような香りを好む」など、ある共通項・傾向に気付かれたそうです。それを元に色々と試行錯誤ののち誕生したそうです。
 

「なぜ香りでカラダとココロがわかるの?」

香りは薬理作用を持った精油を使っております。精油とは、様々な植物から有効成分を抽出したもので植物の100倍から数千倍まで濃縮された物があります。そして植物には薬理作用があるものが多く、香りを持っています。(一部割愛)

 

 

例えば脳を活性化させる香りを好んだら脳が疲れているとか、活動が低下しているのではないかと予測できます。

腎臓や肝臓を活性化させる香りを好んだら、そのあたりの臓器が十分働けていないのではと予測できます。

自律神経系や心臓、子宮・卵巣を活性化させる香りを好んだら、気持ちやホルモンバランスが崩れやすいのではと予測できます。胃や消化器系を活性化させる香りを好んだら、消化能力が弱っているのではと予測できます。

逆に、それぞれの香りを嫌いと感じたら、その臓器に負担が掛かっているのではないかと考えられます。

 

──軍場先生のブログ「男がアロマで何が悪い?!」より抜粋

 

このように「精油の科学的根拠から体調を調べることができる」と気づくなんて驚きです。

 

イオンマトリクス図は眺めているだけでもとても面白く、これを使いこなせて役立てることができたら良いなと思います。

 

自分に合った健康法やストレス発散法などもわかったりするのです。

ニュアンスではなく科学の力で効率的に。

 

入門講座では以下も勉強します。

私はNRADのメディカルアロマを勉強していたので、すでに知っている内容でしたが、アロマ初心者の方もアロマの基礎を学ぶことができます。

  • 精油について
  • 精油の抽出方法
  • アロマテラピーのイギリス式、フランス式の違い
  • アロマテラピーによる精油の使用方法(濃度)
  • ケモタイプ
  • 精油が体に作用するメカニズム
  • 精油の禁忌・注意事項
  • 基本8種の精油
  • 滴数計算方法
  • 精油の作用一覧

いやー、難しいけど面白い!

もっと知りたくなりますね。

 
というわけで、9月27日(月)に「嗅覚反応分析士 基礎講座(全2回)」の1回目を受講することとなりました。講座内容に関しては次回お届けします!
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
【関連リンク】一般社団法人 健康包括支援協会
 

香水今回もありがとうございました音譜
私がお世話になっている「東京メディカルアロマスクール ホリスキュア」です。✨✨

 
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