わかめの刈取りのニュースが流れた。
3・11の直後は、こんなに早く再開できるとは思っていなかった。
3年いや5年・・・長い年月がかかるだろうと、
私は、「三陸の海の幸のおいしさを忘れないでください」というメッセージとともに
叔父のわかめと昆布を配った。
それは、あの大津波に大型冷蔵庫とともに何百メートルもながされたわかめと昆布だった。
冷蔵庫の扉が上を向いていてきちんと閉まっていたので
無傷で回収できた奇跡のわかめと昆布だった。
先月、叔父から早採りわかめがたくさん送られてきた。
お隣さんや友人たちに配って、一足早い春の味をいただいた。
おいしかった!
海は偉大だと思う。
あんなに何もかもを飲み込んだのに・・・
でも、この海の大きさ、広さにも限界があるのではないかとこの頃思う。
除染された放射性物質は、結局最後は海に流れ込む。
海を汚すことは、結局自分の首を絞めること。
このまま行けば滅亡だと思う。
人間がコントロールできることとできないことを識別する力が今こそ必要なのだと思う。
せっかく自然は、たくさんの幸を与えてくれているのだから。