3月11日の夜、ラジオを抱いて布団に入った。
私のほしい情報はなかなか流れて来ない。
ピンポイントで実家の辺りの情報が流れるはずもない。
が、ラジオしか頼るものがなかった…
ラジオから聞こえる「壊滅」という言葉。
まさか、あのような状況だったとは…
経験のない私にはイメージできなかった。
停電状態でテレビを見ることのできない私(たち)は
「壊滅」という言葉を違和感を持って聞いた。
陸前高田出身の友人は
「何嘘言ってるの」と思ったそうだ。
今なら分かる。
「壊滅」がどんな状態を指すのか…
今年ははっきりと「壊滅」の意味を知った。