「いらない命なんてないわけですよ。
私も難病の子や家族のためにいろいろと活動をしていますが、
要は、必要のない命はないということ。
何かをきっと彼らは教えてくれるんです。」
稲川淳二
『SSIインサイト』 10月号 P11より
『1/4の奇跡』の中でも語られていますが、
かっこちゃん(山元加津子先生)の友だち(教え子だった)雪絵ちゃんが、
「人は障害があるとかないとか、そんなことでなくって、
誰もがみんな大切だっていうことも科学的に証明されているって言ったよね。
それを誰もが知っている世の中に、かっこちゃんがして」
と頼んだそうです。
雪絵ちゃんは、山元先生に約束させて自分の誕生日に目に見えない存在になりました。
その雪絵ちゃんの思いが、映画『1/4の奇跡~本当のことだから~』になって世界に広がっています。
私は、『1/4の奇跡』を観た後で、山元先生の本を何冊か読みました。
『魔女・モナの物語』(青心社)を読んだ後で、友人と話をしていた時、
大変申し訳ないことでしたが、私たちは「あの人がいなければうまくいくのに・・・」という思いを持っていました。
でも、『魔女・モナの物語』をシェアしているうちに、
「みんないていいんだ」という思いになり
「あの人もいていいんだよね!」と二人で納得したのでした。
山元先生がセットで読んでくださいと言っている『本当のことだから』(三五館)もとてもいい本です。