スポーツゲームってずるいわぁ。
って思う事があります。だって初めからゲームになってるもーん。
後はどうやってビデオゲームに落とし込むかだけじゃね?
と、思ったら。どうやって落とし込むんだ実際…。。
やる方にならないと分からない事ですね。
スポーツゲームを開発した経験のあるクリエータ様…大変失礼しました。。
ゲームは記号です。そこに、演出が加わるから楽しさの助長が出来ます。
この部分はスポーツから学べると思いました。
スポーツが楽しい思えるのは、結構周りの雰囲気が関係してるように思います。
草野球と野球場のドームでは全く楽しめる度合いが異なると思います。
これはスポーツの見せ方を工夫して時代に合った形に落とし込めたからです。
例えば、「次誰が打つ」と言う情報もウグイス嬢がアナウンスするのと自分から名乗り上げて出て行くのでは全く雰囲気が変わって行きます。
これがスポーツの演出なのです。
更には、実況や解説も「シナリオ」という要素が含まれ、より試合がドラマティックに感じるのです。
更に応援の熱。これはギャラリーとかにぎやかしになるのでしょうか?やはり観戦できるスポーツと言うのは見ごたえがあるモノです。
スポーツの演出は「プレッシャー」の要素が大きくプレイヤーにかかる「コンディション」にも深く関係していくでしょう。
このハラハラドキドキ感の助長こそが演出の真の意味だと言えるのではないでしょうか?
一見何の関係もなさそうな見た目と言う要素はゲーム性に深く関係していくことがあります。
見た目が重要なのはゲーム性に深くかかわる時のみです。
もし応援をされて何もプレイヤーが感じなかったら、この応援と言う行為は無意味です。
少しでも力になれたらという気持ちも悲しい程無意味でしょう。
ですが、応援されることで実力以上の力を発揮できる事があります。
これはゲーム展開にも大きな影響を及ぼします。
そう、ゲーム性と深く結び付いてこそ演出の意味が深くなります。
記号だらけのゲームが一気に華やぐのです。
しかし演出によって逆にユーザー層を絞り込んでしまう事があります。
主にオタクを対象にしたキャラクターゲームは、「キャラクター」が自分の操作で動くと言う楽しさに重点がいっています。
ところが、この部分が楽しめない人にとってはとてもツマラナイモノです。
近年オタク市場に目を付けられた企業様は「オタクゲーム」から抜けられない地獄が待っていました。
美少女系のキャラクターを取り込むあまり「性的要素」が強まり、最終的にエロゲーばかり作る羽目になった企業さまもいらっしゃるのではないでしょうか?
就活の間にそんな企業様をいくつか見かけました・・^^;
エログロと言う要素は、刺激的で購買意欲をそそる場合があります。
ところが、ここに落とし穴があります。
そういったモノを取り込むことにより企業のファン層が絞り込まれるのです。
こうしてだんだん過激にしないと採算が取れなくなり、最終的に法の手で取り締まられてしまうのです。
こうしたものは演出の範囲を超え“それだけ”が楽しめる要素となります。ゲームでは無くなってしまいます。
近年の中小企業に多く、とても残念な状況です。
やはりみんなが楽しめるものと言うのが「遊び」と言っている内は目指すところで無いでしょうか。
ゲームの企画に携わることを目指す方は「エログロ」でも良いと言った瞬間落とされることでしょう。
良いゲームの企画は「ゲーム性」にあり、「エログロ」ではないのです。
もちろんそればかりを作る企業様も中にはあります。
本当に作りたいモノを考えて行きたいですね。