文化。
様々な要素が複雑に絡み構成されている。
文化の中で何を残すのか、何を大切にする文化なのか。
文化の中の人が決める。
時代は移り変わったけど、残したいモノは沢山ある。
だが、その時代に合わなければ文化から切り捨てられる。
残すと決めるのは個人じゃない。
でも残していくための努力くらいできる。
その努力は時代に合った形の模索にある。
変わらなければ残れない事がある。
逆に言えば、努力次第で残れるかもしれない。
日本の文化は、今改めて注目されている。
日本をアピールできるチャンスだ。
海外の人に刺激的な、国内の人に懐かしい、日本の文化を売り込みたい。
頑張れば出来るはず。一人でも振り向けば良いと思う。
日本の「素朴な技術」は、非常に機能に優れている。
日本の美意識が生んだ職人技だ。
しかしながらその多くは、昔のモノだから今はデザイン的に使えないかもしれない。
やはり時代に合わないだろう。
残すのは難しい。
でもそれらを作り上げた精神や、美意識くらいは通用するかもしれない。
西洋の文化に追い付こうと頑張れた精神。
良いモノだけを取り込んで新しいモノを生み出した努力が
今の日本の技術を支えている。
上を粗相に。中を律儀に。
無駄を省き、本当に大切なものだけを残すことで、世界に通用する車産業が出来たのではないだろうか?
日本を支えた精神を受け継いで、「新しい」を生み出していきたい。
もちろん簡単じゃないだろう。だからこそ試す価値があると思う。
この精神はどんな分野でも通用するのではないだろうか?そう願いたい。