1度は行かねばと思いつつ忘れていたのですが、今月号のその本で、ウエディングケーキをオーダーできる店として紹介されていました。オーナーはジャパンケーキショーの審査員をしているパティシエだとか。いや、もう、忘れてる場合じゃないでしょ。いつ行くんですか!今でしょっ!ってことで本日突撃です。
と思ったら、外は雪。天気予報では晴れる事になっているので、やむのを待っていたら11時前になってしまいました。本当は1日10個限定の「ふわとろフロマージュ」を食べたかったのですが、この時間では無理でしょう。割り切って途中でランチと参りましょう。
茂原から広域農道を南下。
メニュー。あれぇ? TKGが500円って高すぎだろ。ならば同じ値段のカルビ丼を注文しました。
豚丼のカルビ版って感じですね。肉は少し硬いんですが、甘いタレとカルビの脂がマッチしてなかなかいけます。500円ならまぁ、納得のお値段ではないでしょうか。
お腹が大きくなったら施設を見学(それはまた明日)。デザートに待望のケーキ屋さんに向かいましょう。乃木坂46をBGMに(笑)ナビアプリの指示に従ってどんどん山の中に入って行きます。人家がなくなってしばし、今度は道が細く荒れてきました。
ほんまにこんな所にケーキ屋があるんかいなと思ったのもつかの間、トンネルを抜けた先に小さなお店がありました。クインズケーキさんです。
この店を本で知ってすぐに行かなかったのは、この写真を見ても解る通り、あまりにも小さな店なのでイートインスペースがないんじゃないかと思ったからです。バイクで行って、イートインスペースがなかったら悲惨ですもんね。食べログ情報でイートインスペースがあるのが分かって、本日の訪問となったわけです。
バイクをお店の前に停めただけなのに、お店のドアが開いて店員さんが出迎えてくださいました。こっちはヘルメット脱いだり、なんだかんだとお待たせするのでかえって申し訳なくなります。
ショーケース。伺った時間は1時半頃だったのですが、すでに空きが目立ちます。それにしてもケーキがでかい。その上ほとんど300円台とリーズナブル。そして面白いのが、魚の歌やキノコの歌みたいなクインズケーキの歌がずっと流れてるんです。聞いてるうちに無意識に口ずさむ様な中毒性のある音楽ですw
とりあえず大好きなアップルパイをイートインで。お土産に崩れないケーキということで、チーズケーキとチョコレートガナッシュのケーキを購入。コーヒーもお願いしました。
イートインスペース。おっと~、手前にあるのは食べログのベストスイーツの盾じゃないですか!恐るべし食べログ&食べログレビュアー。
あ、これこれ、件の雑誌の今月号の表紙になっていたケーキです。こういう物の相場は知りませんが、25000円って安くないですか?
入れたてのコーヒー(100円)とアップルパイ。ここは水道が来てないので井戸水なんだそうで、もちろんコーヒーもその水が使われています。
では、肝心の味はどうか。いただきまーーーす。 うんっ。美味いっ! パイ生地の上にカスタードが引かれてその上にアップルプディングがのって、その上に味の染みこんだ煮リンゴがのっています。シナモンとか余計な味付けなしに王道のアップルパイ。カスタードもプディングも煮リンゴの味を邪魔しない控えめな味つけ。それでいてパイや煮リンゴが勝つという事もなく、絶妙なバランスに成り立ってます。ハッキリ言って千葉の田舎の方にいくとオランダ屋が一番美味いケーキ屋さんという寂しい情況になってるんですが、これはその次元を軽~~~~く凌駕してます。
ちょっとびっくりしたので、思わず、この後に訪問する友人宅への手みやげにシュークリームを包んでもらいました。
その友人宅で今朝絞った牛乳とコーヒーを頂きました。普通の乳牛農家で特別な飼育をしてるわけではないのに、搾り立ての牛乳ってのはこうも美味いんでしょうねぇ。
最後に家に帰ってカミさんと。半分ずつにしていただきました。
まずはチョコレートガナッシュのケーキ。濃厚なチョコレートグラサージュは少し酸味を感じて濃いめ、その分下の生地はフワフワと軽く、甘めです。軽いけれど、優しいココアの味がたっぷりして、これ1個で充分満足できますね。
チーズケーキは濃厚。それでいて柑橘系のさっぱりした風味で、この年になってくるとこういう味の方がし好にあいますね。
いずれにしろ、再訪必至。ツーリングでこっちに来たらちょっと足を伸ばして立ち寄りたい店ですね。
最後までよんでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。