11時半に星野設計を出て自衛隊基地経由で向かったのが鎌ヶ谷大仏。
この地に千葉で一番との評判がある大阪うどんの銘店があるとの
話を聞いていたので、この機会に行くことにしました。
が、なぜ今まで行かなかったと言うとこの辺りは古くからの街で
道が細く渋滞が多くすり抜けもできない場所だからです。
いくらバイクでも渋滞はできるだけ避けたいので、
裏道を選んで行くことにしたのですが、これが大失敗。
地図では交差点に見える場所が実際に行ってみると
連続する三叉路( ┤ ├ )だったり、地図にない細い道があったりで
なかなか目的地にすら近づけません。
鎌ヶ谷大仏の駅前に付いたのがほぼ1時間後でした(苦笑)
駅名の由来になった大仏ですが、体高1.8mと丈六と呼ばれる
大仏の基準サイズ一丈六尺(4.85m)の半分以下。
新京成電鉄が行楽客の呼び込みのポスターを張り出したところ、
実物を見た行楽客に非難を浴びせられたといういわくつきの物件です。
この場所から踏切を渡って、線路沿いの路地を入り、
左手に踏み切りを見て右折。クランクを通りぬけると右側に店があります。
店内はうどん屋というより小料理屋風。
入ってすぐにカンター、奥に座敷という作り。
一人なのでカウンターに陣取ります。
カウンター越しに広い厨房が一望できるオープンキッチンです。
メニューを見るとお多福うどん300円~。かき揚げうどんも400円!
というリーズナブルさ。価格も大阪の庶民的な店の値段ですね。
私は天丼セット750円を注文しました。
小鉢は鯖の味噌煮(それも白味噌の京風)。
天丼はエビ、かき揚げ、茄子が乗っています。
まずはうどんをいただきましょう。
出汁の利いた大阪風の汁ですが、ほんの少し醤油がきつめですね。
これは多少この地に合わせたのでしょうが、それでも美味い。
讃岐ではなく大阪風の味は希少です。
麺も出汁が含みやすい柔らかめの麺で、喉ごしもいいですよ。
出汁も最後まで飲み干しました。
天丼もごま油を使わず、後からツユをかける関西風。
ツユは甘みが少ないあっさり系の味ですが、
私はもうちょっとだけ甘い方が好み。
もっとも千葉の味は私にはくどいくらい甘いので、
コチラのほうが食べやすいですね。
全体として、評判通りの美味しさで充分満足できました。
ちょっと場所が不便ですが、カミさんを連れて行きたい店です。
皆さんに全ての良き事が雪崩のごとく起きます。