明日から本格的に仕事が始まるので、
その前に走り初めのプチツーに行ってきました。
目的地は中房にある
日本最大といわれる高壇式横穴墓のある『長柄横穴群』
もともとは近隣の農家が農作業具などを入れていた穴ですが、
これが7世紀の貴重な史跡と確認され平成7年に国による
史跡認定がされ、発掘保存調査がされました。
現在周辺も含めて整備している最中で、一部は公開されています。
我が家から40km程の距離ですので、コットンタートルの上に
フリース、そして例の極寒コートという比較的軽装で出発。
さすがに12月とは違い、マスクなしでは凍えますね。
しかし極寒コートはなかなか心強い。
インナーの工夫でツーリングも大丈夫そうです。
さて、場所は房総半島を横切る県道13号線を走っていくと、
長柄町と長南町の境界近くに北側に入る誘導看板があります。

この看板を入って道なりに走っていくと
要所要所でちゃんと誘導看板がありますので、
迷うことはないでしょう。

田圃の中の舗装農道を通って到着~。

バイクは少し先の公園の駐車場に停めます。
この公園は、発掘時に重機置き場だった場所です。
左奥に見える建物は資料館です。

残念ながら資料館は本日休館。てかいつやってるの?

すぐに見える景色は第二群。

その先にあるのが第一群。

そして整備途中の第三群

第一群と二群にはガラス張りの墳墓があります。

コンクリートで塞いである墳墓もあります。

となりの第十一号墓は中を覗くことができます。

入ってみましょうとは言っても、入り口までですが。
二人部屋(?)ですね。岩を繰り抜いて作られています。

十四号墓はドーム天井の一人部屋。

十五号墓の解説。絵がアニメっぽい?

十五号墓は中に入ってもいいようです。
解説の通り棺座が4つの4人部屋ですが・・・。

天井が合掌造り? 岩を繰り抜いたのではなく、
岩で組み立てた石室なのでしょうか?

十六号墓は墓前域が残っていたとかで、
祭祀の様子が描かれています。

十三号墓には壁画があるそうですが、
鋼鉄製の扉で塞がれていました(笑)
そっちは資料館の方にレプリカが展示されているそうです。
この辺りは伊八の「日本一の竜」称念寺、笠森観音、
脱力系の奈良の大仏、と見所が沢山ありますから、
そのついでに立ち寄るのもいいでしょうね。
墳墓の石室に立ち入れるなんて希少な経験だと思います。
最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。
