三石山を亀山湖方面に降りて(逆に行くと鴨川スカイラインに出る)、
今度は東に進み清澄養老ラインに入ります。
この道、最初は綺麗な道なんですが、すぐに大型車通行禁止の表示。
その表示が出たらすぐ、道幅が1~1.5車線になり、路面もあれてきます。
所々2車線に戻るのですが、またすぐに幅員が狭くなりの繰り返し。
トンネルとうっそうとした森の中の道で、日中でも薄暗い道です。
かなり下って道が整備されてきたらすぐ、左手に清澄寺にいたる道があります。
今度は林道ではなく、普通の生活道路。急坂を登ると突き当たりがお土産物屋と
ロータリーになっていて、お土産物屋さんの駐車場があります。
お土産物屋の横に参道があるのですが、「この先行き止まりにつき車両進入禁止」
と看板が出ています。でもね、駐車場はお土産物屋さんの駐車場なんです。
500mほど下に寺の駐車場はありましたが、ちょっと遠いしおかしいでしょ?
ハイシーズン用の臨時駐車場みたいな感じでしたから。
で、構わず参道に突進します。バイクだし。
そしたら、仁王門の前に車数台ぶんの駐車場がありました。
要は駐車場が小さいのでここまで入ってこないようにあの看板を建てたんでしょう。
仁王門を潜って境内に入ります。日蓮宗総本山だけあって立派です。

とりあえず参拝しますが、建物自体はそれほど見るものはないなぁ。。。
とぐるっと見ると、ありましたよ。

この中門はいいですねぇ。江戸初期のものだそうです。
彫刻などの装飾も少ない珍しいタイプですね。
ここを入ると宝物殿があるのですが、今日は非公開でした。
が、大楠や南北朝時代の晩鐘など、さすが総本山という物が
そこここにあります。
そして宝物殿の横で改装中の建物が・・・

位置的には庫裡でしょうけど、造りは講堂っぽいですね。
旧本堂と言うには床が低い。。。その隣には・・・

造りから見てこっちが庫裡でしょうか。
大きなお寺ですから、宿坊なのかな。
玄関に左甚五郎「鎮火牛」と看板がありますので、
遠慮がちに入ってみました。

なんか神棚みたい(苦笑)
保護用の網が邪魔でせっかくの彫り物が良く見えません。
宿坊を出て庭(?)に下りると房総の魅力500選、清澄の大杉があります。

でっけぇ~。周りが整備されているので大きさがよくわかります。
すぐ左にある杉もふたりがかりでないと手がまわらないような巨木です。
その左の細いのが50cmくらいの普通の杉です。
さて、清澄山と言えば、極真空手の創始者大山倍達氏が山ごもりした所。
ネットによると記念碑があるとか。
で、探してみました。
最初の売店前のロータリーの脇に展望台への階段があるのですが、
そこにしれっと石碑というか案内標がありました。

階段をのぼっていくと、お、ありました。

新しいですね。裏を見ると昨年建立されたみたい。
松井総裁の名がありましたから、松井派が建てたんですね。
大山氏亡き後、大山氏が指名した松井総裁と、大山氏の家族など
分裂してお家騒動が続いてますが、まさにバカ一代。
一代限りだったんですね。
ここからの眺望は素晴らしい。太海の町と、仁右衛門島が見えます。

さて、お腹が空いたので鴨川に出てランチにします。
到着したのが「まるよ」さんです。

このあたりでは「池田」さんが有名ですが、
「まるよ」さんも鉄火丼、天丼などで有名です。
店内には美川憲一さんのサインもありました。
注文したのはこちら、鴨川名物のさんがら丼です。

アジのタタキにしょうがと味噌を加えて、煎ったもの。
これは鮮魚や揚げ物と違った新鮮なお味。
うまかった~。
お腹が一ぱいになったので、ここから10kmほど東に
大山千枚田がありますので、ついでに見に行きました。

田植え直後ですね~。
もうちょっと後になると緑が綺麗になるんでしょうけど、
ちょっと早かったですね。
朝夕の斜光時にはキラキラして綺麗かもしれません。

帰りは410号を北上、久留里から高滝に抜け、
この前下見した長柄を抜ける道を使って帰りました。
全く渋滞がなかったので15分くらい短縮できました。
走行距離265km、燃費30.5km/L
やっぱり山道は多少燃費が落ちますね。
最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。
