木下(きおろし)は利根川沿いの古い街です。
そんな古い街ですから史跡もいっぱいあります。
その史跡をいくつか訪ねてみました。
まず訪ねたのは史跡と言えないですね~(笑)
国が天然記念物に指定した場所です。なんでしょう?

\ジャンッ!/

木下貝層です。崖の真ん中あたりに幅広く白い地層が見えますね。
あの部分、あの白いものが貝の化石です。
貝塚ではありません。
昔、房総半島が海だったころ、海流の関係で死んだ貝殻が堆積したのです。
非常に珍しい地層です。
続いて訪ねたのが上宿古墳。
なんでも石室が空いていて、自由に中が見られると言う非常に珍しい古墳です。
しかし、事前に調べた地図では、縄文時代の貝塚だっという標識はあるのですが、
それらしいものは見当たりませんでした。
時間がないので、次。将門の井戸です。
将門が出城として築いた竹袋城の城址にあった井戸です。

実際にはコンクリの基礎石の上に、木箱が乗っているだけ(苦笑)
穴もありません。
このあたりにあったというだけですね。
ただ、このあたりは相当複雑な地形なので、
お城の土塁やお堀が付近の藪に入れば見つかりそうではあります。
続いて行ったのが大森の鳥見(とみ)神社。
崇神天皇の代に創建されたという郷社で、
印西にはいくつもの鳥見神社があります。
中でも平岡の鳥見神社は県指定無形民俗文化財の獅子舞が、
浦部の鳥見神社は県指定無形民俗文化財の鳥見神社の神楽が見られます。
しかしネットで調べた限り、お社が良さそうなのは
大森の鳥見神社でした。

鳥居には元禄十二年己卯(1699年)五月吉日。
また奉延○天門成就之所と銘があります。
綺麗に整備されていますが、期待が持てそうです。
が、拝殿はがっかりするほど新しく普通の小屋でした。
しかし、裏に回ってみると・・・
\どんっ!/

これは珍しい。大正時代に積まれたレンガ造りの瑞籬です。
さらに本殿\どんっ!/

細かな装飾が施された立派な本殿です。
文久3年(1863年)に再建されたそうです。
本殿の壁面、3つの彫刻が見事です。

新羅三郎義光

静御前

八幡太郎義家
全部源氏ですねぇ。
最後にもう一度本殿を逆から。

なかなかいいものを見せていただきました。
最後まで呼んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。

