道が分からなくなって、途中頓挫して帰ってきた
残りの史跡を巡りました。
今回はYahoo!地図で詳細な場所をプリントし、
現在地を見失った場合を考えてカーナビも準備、
用意万全です。
今日は25度まで気温が上がるというので、
長袖のTシャツの上に夏用のメッシュの革ジャンを着ていたのですが、
日向は丁度いいですけど、日陰は少しひんやりしますね。
Tシャツ2枚重ねくらいが丁度いいのかしらん?
さて、1軒目は楽満寺。成田ゆめ牧場を目指して走り、
途中から細い道に入るのですが、その道を見落としたようで、
気がついたら先日訪ねた小御門神社に来てしまいました。
Uターンして分岐を探してゆっくり走ります。
小さな看板を見つけ、車がかろうじて通れるだけの
狭い農道を通り住宅の門扉みたいな入り口を見つけました。

バイクを止めて門を抜けていくとちゃんと仁王門がありました。

寺の建立は建暦2年(1202年)とありますが、
建物がいつの頃のものかは記載がありませんでした。
しかし、結構古そうな門ですね。

本堂です。妙にアンバランスに屋根が大きいですね。
お参りするときに気付いたのですが、
屋根を補修するのではなく、屋根の上に大きな屋根を重ねたんですね。

見た目のバランスだけでなく、建物本体への負荷も増えて
かえってよくないと思うんですけど、どうなんでしょう。
次は宇迦神社。前回訪ねた常福寺を中継して行きますが、
集落に入ったとたん道を見失いました。
なんとか常福寺にたどり着き、そこを起点に地図を見直します。
最短距離を行こうと進んだら、完全にあぜ道。
Uターンして別ルート。その道も車がすれ違えない狭い農道です。
道を見失わずたどり着きました。

バイクを停め、鳥居の向こうを見るとなんと掘っ立て小屋!
念のため境内に入ってみます。

写真には写ってませんが、私の後ろの方にはブランコや
鉄棒、滑り台などの遊具があり、完全に村の鎮守様の様相です。
境内の真ん中に盛り土がしてあることから、
ここが神事の場所なんでしょうね。
ひょっとしたら、神社には社殿がなくこういった祭場だけだったので、
(磐境(いわさか)・磐座(いわくら)などと呼ばれる)
ここはそういう場所だったのかも、と考え、とりあえず参拝しました。
掘っ立て小屋の格子戸を覗くと、その向こうに!?

ちゃんと本殿がありました。するとこの掘っ立て小屋は拝殿?

ちゃんと回廊のようになってますが、トタン板です(苦笑)
しかし、本殿は小さいながらも本格的で年代ものですね。
ここも屋根にトタンの屋根を重ねてありました。
最後は神崎駅の向こう側です。
10年以上昔、ドラマのロケ地になった四季の丘という
ニュータウンを通りすぎて到着。

並木神宮寺です。この小さな仁王門は文化財で、江戸中期の建立です。
普通の仁王門は仁王が入っている部屋がそのまま門柱というか、
屋根を支えているのですが、この仁王門は4本の柱が屋根を支え、
仁王はその柱にくっつく別の小屋に収まっています。
非常に珍しい形ですね。
それにしてもトタン屋根は残念です。
仁王門を潜ると、急な古めかしい階段が・・・

良い雰囲気ですねぇ。
階段を登って本堂にお参りします。
本堂も歴史ある建物ですが、やはり保存状態が良くなく、トタン屋根でした。

やはり、こういう文化財も街道の沿線にあるなど
目立つ場所にないと保存活動も費用があつまらないのですかねぇ。
残念ですが、一番初めの滑川観音が一番いい状態でした。
帰りはこの前エラーがでたETCの状態をチェックすべく、
大栄ICから東関道を通って帰宅しました。
もちろんETCは問題なく作動しました。
やはりETCカードのICチップが汚れていたんでしょうね。
最後まで読んでくださったあなたに、全てのよき事が雪崩のごとく起きます。

