裏通りを通るのですが、途中にある気になるスポットです。

佐倉牧(さくらまき)牧師(もくし)資料館。
牧とは幕府直轄の馬の飼育場。
牧師は牧の直接管理者で、名字帯刀を許された武士です。

ここはその佐倉牧を管理していた牧師、藤崎氏の私邸。
貴重な文化財を保護するために財団にして、一般に無料で公開しています。

巨大な石灯籠がいい雰囲気です。

門の前にバイクを止めて中に入ります。
ここから先は撮影禁止。
中は鉄筋コンクリートの2階建ての小さな資料館でした。
芳名帳に記入、私の前は8月13日になってました。
ほとんど人が来ないんですねぇ。もったいない。
受付に座っていた方が付きっ切りで案内してくれます。
1階は10畳ほどのスペースに藤崎氏が集めた美術品などが展示してあり、
226事件の青年将校の手紙を写した木版など、貴重なものもありました。
2階が牧師資料館。広さは1階と同じくらい。
鞍や鐙、革製のあおりなどの馬具、牧師が着るカッパや頭巾、羽織に
携帯用の湯沸かしや弁当箱(今で言うピクニックセット)が展示されてました。
衣装と革製品以外は漆塗りで保存状態も最高でした。
革製品は金箔貼り、牧師の位は低かったそうですが、
とてもそんな風には見えない品ばかりでした。
最後まで読んでくださったあなたに、全てのよき事が雪崩のごとく起きます。

