副業や起業を始めたいけど、
何をしたら良いのか分からない。
そんなあなたに向けて、
私が歩んだ
起業への道のりをお届けしています。
1冊の本との出会いから、
会社を辞めることをギリギリで
踏みとどまった私。
しかし、
会社に対する感謝の思いを
持つようになったからといって
会社を辞めたい思いがなくなったわけでは
ありません。
だってね。
大っ嫌いな上司は
あいかわらず、そこにいるわけですよ。
う~ん。
ぶっちゃけて言うと、
会社に対して感謝の気持ちを感じたのは
確かなんですが、
だからといって
「ありがたや。ありがたや。
この先も精いっぱい勤めさせていただきます」
なんて思ったわけではありません。
(キッパリ)
私が思ったのは、
「こんなにありがたい環境に
いられるんだから、
この環境を、とことん利用しよう」
「そして、自分で稼げるようになったら、
惜しまれながら辞めていこう」。
↑あれ?昨日のいい話、どこいった?
こんなもんです(笑)。
とはいえ、
ビジネスについては、また振り出しです。
むしろ、スタートライン手前で
同じところを
グルグル回っているような状態
と言ったほうが正しいかもしれません。
実は、この頃の私には、
「やってみたい」
と思いながら、でも
「やりたい」
とは言えない、ある職業がありました。
それは、「ライター」のお仕事です。
毎日、家と会社を往復するだけの、
半径30キロの
世界で生きてきた私が、
ビジネスの講座に参加して、
最初に驚いたこと。
それは、
「世の中には、
こんなにたくさんのビジネスがあるんだ!!」
ということでした。
なかでも、一番おどろいたのが
「コピーライター」という仕事。
だってね、
昭和(いや、平成初期?)で
時が止まっていた私の中では、
「コピーライター」といったら、
『糸井重里』とか『林真理子』とか
とにかく、めっちゃ有名で、
雲の上の人っていうイメージしか
なかったんです。
それなのに......。
平成という時代が終わろうとしている今。
世の中には、
ライターとして、稼いでいる人が
大勢いる。
さらに、稼げていなくても、
ライターと名乗っている人が
ゴロゴロいる!!
これは、かなりの衝撃でした。
それと同時に、強い羨望を感じる
発見でもありました。
というのも、
子どものころから、本を読むのが好きで、
高校では、文芸部に所属し、
自らも詩など書いていた私。
そんな私にとって、
「文章を書く仕事」というのは、
憧れの職業だったと同時に、
とっくに諦めた「夢」でもあったからです。
「なれるものなら、
ライターになりたい」
心の中では、
密かにそう思っていたものの、
当時の私は、
そう口にすることができませんでした。
「50歳を目前にして、今さら」
「ちょっと、文章が得意だからって
なれるもんじゃないだろうし」
「才能があるかも分からないし」
「自分にはできそうもないし」
ネガティブな思い込みの
オンパレードです(苦笑)。
この頃の私は、
「私ごときが、ライターになりたいなんて、
口にするのもおこがましい」
そんなふうに思っていたんですよね。
そして、その思い込みを
さらにこじらせていく出来事が......。
つづく
次回をお楽しみに~