芦屋のタロット・占星術師 広

 

こんにちは。広です。

 

現在、土星・海王星・冥王星が逆行中ですね。

 

遠い天体ばかりなので数ヶ月単位での逆行となります。

 

さて、皆さまの土星は他の天体とどんなアスペクトをとっていますか?

 

私は太陽と土星がとてもタイトなハードアスペクトを持っており、

 

それがアンギュラーハウスに位置しているため、人生いつでも意図せずとも太陽土星のハードが作動しています。

 

更にディグニティーの関係で、とにかく強く作用する(アクシデンタルではかなり高得点となります)・・・つまり、黙ってない天体の連携となっています。

 

ネイタルでこれくらいタイトかつアクシデンタルの強さの太陽土星のハードの人は、そうそうお見かけしないので、自身のちょっと変わった育ち方にも示唆されているのではと思っています。

 

オーブがタイトかつ強力である故か、生後2週間からしんどい人生が始まりました。

 

どんな体験をするかは人それぞれだと思います。

 

太陽土星ならば、金銭問題・父親・老人・教師・健康上の制約・権利の制限・土地不動産・・・

 

様々なことが考えられ、それが常に自分らしくあろうとするエネルギーにプレッシャーをかけます。

 

どんな事であれ、タイトであればあるほど、それが人生の初期や生後すぐにやってくるのです。

 

そしてどこで天体がハードになっているかで、その問題がどれだけ人生の中枢に関係してくるかが表れてくると思っています。

 

ただ、この土星の経験ですが、正しく言えば、土星の象意を感じる経験であって、

 

自分にとっては苦しい経験と感じてしまいますが、他の人が同じ経験をしてもさほど苦しいと感じない事はあるものです。

 

その人その人において、土星を乗り越えないといけない試練を感じるという事です。

 

さて、土星はサインで言えば山羊座ですね。

 

山羊座のタロットは悪魔

 

テーマは“無意識の刷り込みやパターン化に囚われて、自分の今見えている世界を絶対と思っていないか?“です。

 

確かにこの世の中は無限に自由ではないし、制限ありきのこの状況。

 

けれど今ここの在るがままを見て、この置かれている状況をどう捉えていくかは自由である事に気づいて。

 

そこに気づいたら、思い込みを捨てること。

経験によって、長い時間をかけて作られた無意識のパターン化を無にして。(悪魔→塔→星・星は水瓶座。土星の枠を超えていく。)

 

そして、自分はどうしたい?

 

自分の可能性、無限の可能性を握りしめたままにしている事に気づいて。

 

自分の思考が現実になっている。

 

自分の認知がこの世界を形作っている。

 

そもそもこの世界は自分が作り上げた幻なのでは?

 

さて、そんな土星の体験ですが、

経験上思うのは、“土星先生““制限“という言葉が1人歩きしているのではないかという事です。

 

土星は有難いものとか、その枠にしっかりはまろうとか、

そういうものでしょうか?

 

私の考えですが、

土星先生に弟子入りして学ぶのではなく、反面教師の姿に出会う事から自分の本当の意思を作っていくのではないかと思っています。

 

“それはおかしいんじゃないか“

“絶対にああはなりたくない“

 

多大な圧力をかけられながらも何年も何年も隠者の如く自身の本来の個の善き感覚に問うのです。

 

無意識に人々の基盤に刷り込まれた社会常識という表層の見える世界では

 

だから何だといとも簡単に切り捨てられてしまうのだけれど、

 

それってどういう事なのですか?あなたはそれを自分を通して経験したのですか?

 

自分という個をちゃんと通して世の中を見ていますか?

 

それならば、その価値基準を振りかざすのはおかしくないですか?

 

そして、ひとり表層の見える世界、結果として現れた世界から一旦離れて

 

それを形成して行く段階の自分と向き合う事になると思うのです。

 

さて、どのネイタルチャートにも必ず土星が存在しています。

 

そして、今まさに逆行土星とハードな方もいらっしゃいます。

 

土星が来たから自粛・・・ではなくて、

 

その象意をしっかり吸い上げて、自分の内側に問うて見てください。

 

それは反面教師としても出来事から体験されることが多いと思いますが、

 

そんな時こそ、自分がどうありたいかという真に欲する事が炙り出される経験でもあります。

 

物質として見える結果の世界だけで軽く流してしまったり、避けてしまったりしないで、

 

自分の個の感覚を通して体験して考えて見てくださいね。

 

ありがとうございました。

 

今日もよき1日をお過ごしください!