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地震 62 キャンドル

3月11日は結婚記念日。(※入籍した日は別)
毎年この日はキャンドルに火を灯す。

いつもなら、すぐに消すけれど、今年は何時間キャンドルを使っただろう。

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余震が酷くて、ただ座っていても怖いだけだったので、黙々と写真を撮っていた。

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ひとつだけだと暗いので、たくさんつけた。

余震のたびに消して、落ち着いてからつけて、また消して……そんな夜だった。


私は日付を覚えるのが苦手だけど、この日のことは、たぶん、何があっても、忘れない。

地震 61 八戸

八戸も、津波の被害を受けている。
震災当初は繰り返し映像が映し出されていた。
しかし人的被害が他の地域に比べて少なかったことも影響しているのか、最近は殆どメディアには登場していない(少なくとも私は見ていない)。

確かにダメージは深刻だが、海岸部に建っているのは漁業関連の企業や、工場が多い。
他の地域と比べれば民家は少ない。
(※比較することが正しいとは思わないが、何箇所か見た上での数量的な話。浸水や水没された民家も多く存在しているのは事実)
最大の津波が第一波ではなかったのも、人的被害を抑えた重要な要素だろう。

メディアには登場していないが、津波で家や仕事を失ったひとは多い。
今も避難所で生活している方々がおられる。


…ずっと、見に行けなかった。


何年か前まで、母親が、海の近くで働いていた。その関係で、私も毎日のように足を運んでいた。
自分の生まれ育った町を見るのは怖くて、ずっと行けずにいた。

でも、行った。

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道路に上がった船。
余りにも大きい。

このあたりは信号も、まだ復旧していない。

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それでも多くのウミネコで、蕪島は賑わう。

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蕪島から下を見る。
道路が壊れている。

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相変わらずウミネコは逃げない。
どんなに近寄っても。

壊れた町を見て、ウミネコは、どう思うんだろう。


瓦礫が集められている場所もあった。
津波で建物の1階が無くなっている場所も。倒れた街灯や、傾いた海の家も。

撮れなかった。

船や、漁業関係のダメージを考えると、「被害が少なかった」なんて思えない。
たまたま「人的」被害が少なかった。そして、それはとてもとても、有難いことで……。
でも、ここも被災地なのだと、改めて思った。

地震 60 コミュニケーション

4月14日(木) コミュニケーション

火曜日は9時半で早退。水曜日は15時半で早退。
すべて歯茎のオカゲ……。
痛み止めが効いているうちはいいけれど、切れると顔の右半分に激痛。

昨日は歯医者で消毒されたあとが酷かった…。
早く抜いて楽になりたい。

今日は仕事のあと、Joeと会った。
ドトールに行く約束だったが、20時閉店なのでモスに変更。
先週は食べ物が3種類ほどしかなかったモスは、既に通常営業&通常メニューだった。

共通の友達が喘息悪化しているとのこと。
Joeの監修のもとで手紙を書いた。
シャツのポケットに入れていたが…そのまま洗濯されそうな予感が…。

しばらく英語話してないので、なかなか言葉も出てこない。
ダラダラと会話しているところに、あのアラーム…。
モスの喫煙室には4人いて、いっせいに携帯を持ち上げて、沈黙。

岩手沖。近い。

離れたテーブルにいた女の子と目が合った。
失礼ながら、普段なら絶対に話しかけないようなギャル二人組みだった。
どう考えても私が年長者だ…。

「怖いね」
と声を掛けると「大丈夫かな、すぐかな」と。
4人で様子を伺うが、今回は(この地域に対しては)スカだった。今日二回目のスカだ…。

大丈夫みたいだ、ということで落ち着いたけど、彼女たちは他に用事があるのか、地震が来なそうだと判断して席を立った。

そして、帰り際に、
「じゃあ気をつけて」と言ってくれた。私も「気をつけて帰ってね」と答えた。


なんとなく、暖かな気持ちになった。


地震は私たちから多くのものを奪った。
でも、失ったものに比べれば本当に些細だけど、でも、ちょっとだけ、得たものがある気がする。
たとえばこういう瞬間に、それに気が付く。

誰もが不安だ。だからだと思うけど、知らない人と話す機会が圧倒的に増えた。
緊急地震速報が鳴ったとき。余震が来たとき。
「大丈夫?」「大丈夫だよ」
不思議と、同じ空間を共有している人と言葉を交わすと、心強い。
みんなそう思っているんだろう。

こういうコミュニケーションが、ずっと続いていくのなら、もっと世の中は暮らしやすく暖かくなるのかもしれない。






ひまわり

ずっと前に、「何か励ますために最適な曲はありますか?」という質問がありました。

そのときは分からなかったけど、今は、これかな、と。

地震 59 我が家

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これは3月11日の、うちの居間の写真。
帰宅したころには真っ暗だったけど、フラッシュのおかげ。

玄関から入ってすぐの場所にある食器棚。
中央はストッパーつけているけどサイドには何もしてなかったので。

でも二年半くらい前の地震のほうが、壊れたものの数は多かった。
(というか、そのときでだいぶ食器が減ったので壊れるもの自体が少なかった)

どうもうちの家は地震のルート上にあるようで、毎度こういう状態。


食器が壊れた程度だったので、申し訳ないようにすら思えて後悔できずにいたけど、これもやはり記録なので、ここに残しておきたいと思う。

…それにしても、ヤマザキパン祭りで貰う皿は恐ろしいほど地震に強い。