このブログでは

100年前のスピリチュアル本

The Game of Life and How to Play It

(フローレンス・スコーヴェル・シン著)

を私なりに翻訳、考察しながら

 

100年前から分かっていた

いえ、キリストの時代から

分かる人は分かっていた

この世の中を楽しく、心穏やかに

生きていくためのルール

をお伝えしています。

 

今日のテーマは

 

神様のシナリオ

 

です。早速本文を見ていきましょう♪

 

今日から第9章

PERFECT SELF-EXPRESSION or THE DIVINE DESIGN

完全なる自己表現または神の設計図

に入ります。

 

 

  神の完璧なシナリオ

 

 

「いかなる風も私の舟を迷わせることはできないし、

 運命の潮流を変えることもできません。」

 

 

すべての人にとって、

完全な自己表現というものが存在します。

 

それぞれが担うべき場所があり、

その場所は他の誰にも埋めることができません。

 

その人が果たすべき何かがあって

それは他の誰にもできないことです。

そして、それこそがその人の運命なのです!

 

 

これを達成することが、

神の心の中の完璧なシナリオとして存在し、

神は、人がそのことに気がつくのを待っています。

 

 

想像力は創造力ですから、

人がそのアイデアを具現化するためには

まずそのアイデアをイメージすることが必要です。

 

 

そのため、人の最も崇高な願いというのは、

その人の人生の神の設計図を求めることなのです。

 

 

でも、人間にはその設計図がどんなものなのか

まったく分からないかもしれません

 

 

というのも、驚くべき才能のいくつかは

深いところに隠れている可能性があるからです。

 

 

だから、こんな風に祈るべきです。

 

「無限のスピリットよ、

 私の人生に関する神の設計図があらわれるよう

 道を開いてください。

 私の中にある天才性を今、解き放ってください。

 完全な計画を、はっきりと見せてください。」

 

 

その完全な計画の中には、

健康も、富も、愛も、完全な自己表現も

含まれています。

 

 

これが「人生の四角形」とも呼ばれ、

完全な幸福をもたらすものなのです。

 

 

そこで、先ほどの祈りを言うと

人生に大きな変化が起こるかもしれません。

 

 

というのも、ほとんどすべての人が

神の設計図から遠く離れたところで

さまよっているからです。

 

 

私が知っているある女性の場合、

最初、彼女の状況は

まるで台風に襲われたかのようでした。

 

 

しかしすぐに再調整が起こって、

新しく素晴らしい状況が

古い混沌とした状況に取って代わったのです。

 

 

完全な自己表現ができていれば

それは決して苦しい労働にはなりません。

 

 

それは夢中になれるほど興味が沸くもので、

ほとんど遊びのように感じられるものになります。

 

 

  今日の感想

 

 

私たちは漏れなくひとりひとりが

生まれる前に「人生シナリオ」を作って来ている

という説は、私にとってはとても納得できる話です。

 

シナリオは個人個人で設定していますが

私たちは元々一つの存在ですから

全体を通して大きな流れやストーリーを構成する。

 

それはもう本当に

私たちの大本(神)がプロデュースする舞台に

立っているようなものだと思うのです。

 

 

私たちが生まれるということは

自分でこの役をやると決めて

オーディションを通過し

舞台に立つこと。

 

 

どんなに端役に見えても、それぞれの役割があり、

その人の役は他の人にはカバーできないのです。

 

 

それなのに

シナリオを忘れて生まれてくる私たちの多くは

 

「自分はどうしてこんなに器量が悪いのか」

「もっと頭が良ければよかったのに」

「うちだけ貧乏で不公平だ」

 

と設定そのものに不平・不満・愚痴・泣き言を言っては

自分の役割を全うしようとせず、

 

 

主人公や他の魅力的なキャラクターの

まねごとをしようとします。

 

 

でも、それはあなたの役ではないので

いくら演じても心が満足することはありません。

 

 

だからまずは

自分の設定を認めて、この舞台に立てることに感謝して

この設定で何ができるのかに注目してみることが

神のシナリオを思い出すきっかけになるのだろうと思います。

 

 

 

今朝、たまたま You Tube に

ブル中野さんとダンプ松本さんの対談動画が流れてきました。

 

私は格闘技がすごく苦手なので

女子プロブームにも興味が無かったのですが

そんな私が、何十年も経った今でも

聞いた瞬間に名前と顔が一致するほど

知名度が高いお二人。

 

 

当時は、クラッシュギャルズというプロレス界のアイドルと

敵役の「悪役同盟」がプロレス業界を盛り上げていました。

 

 

当然ですが、誰も悪役を好んでやりたい人はおらず

ダンプ松本さんも、ブル中野さんも

もとは正統派を目指していたと言います。

 

 

でも誰かが悪役をやらなければ

プロレス業界が盛り上がりませんし、

悪役に最後のチャンスをかけて

意を決してこの道に進んだそうです。

 

 

悪役を演じると決めた時から

自分たちの善の面を完全に封印し

リング上だけでなく、私生活でも

悪役のイメージを壊さないよう

悪になることに徹したと言います。

 

 

悪役を演じる方というのは

このように魂の器の大きい方が多いように思います。

 

 

どこにいっても嫌われ、

石を投げつけられたり、

親戚や友達との付き合いもなくなりましたが

 


プロレス業界を盛り上げるため

人々に娯楽を提供するために

誰もがいやがる悪役を長年続けられたのも

それが「神のシナリオ」に沿っていたからでしょう。

 

 

結果的には、徹底的に悪役に徹することで

正義側よりも注目される存在になり

引退後もこの経験を元に

様々な活動にチャレンジされています。

 

 

「天命を全うする」というと

どうしても大谷翔平選手や、こんまりさん、

藤井風さんのように

華々しく万人に受け入れられる方ばかりを

思い描いてしまいますが

 

 

自分が傷つくと知りながら嫌われ役を引き受け

それでいて芯の部分にとても温かいものを

持ち続ける生き様も、とてもカッコ良く思え

 

 

こんな天命もあるのかな

と深い気づきを得られました。

 

 

そんな方達の勇気を見習って

私も、全体の中の1ピースの自覚を持って

天のシナリオを全うしていきたいと思います。