最近ですが、海君のクラスに中国人の男の子が来ました。
中学卒業まで、ずっと日本にいる予定だそうです。
名前は、リュウ君。
海君の後ろの席になり、その隣が、同じく元々中学校にいた、中国人の女の子です。
この中国人の女の子、両親は中国人ですが、日本人と言われてもわからないくらいなのです。
中国で生まれてから、すぐに日本に来て、幼稚園を卒園後に中国に戻り、小5でまた日本に来たという。
なので、中国語より日本語の方が得意のようなのです。
担任の先生は、タブレットを持ってきて、翻訳アプリを使ったのですが、変な翻訳になってしまい、リュウ君には全く中国語が通じないのです。機械はあてにならなかったようです。
横から、中国人のSさんが、すぐに通訳し始めました。
先生も、これ「いらねーな」と。
アプリも使い道無く終わりました。
席が近いので、海君とSさんで、リュウ君の世話係になったのです。
リュウ君は全く日本語がわかりません。
そこで、Sさんがほぼ通訳するわけですが、海君も中国語を勉強し始めました。
もちろん海君の中国語の先生はSさんで、事前に中国語の発音チェックしてもらいます。
をもらってから、リュウ君に話すとちゃんと理解してくれます。
中国語の発音って意外に難しいようです。
家でも中国語の簡単な日常で使えそうな語句をメモして学校で話しかけて意思疎通を図ります。
リュウ君も、日々日本語も少しずつ話せるようになってきてるようです。
リュウ君、全く日本語は出来ませんが、全授業をノートに書き写し、家には日本語の家庭教師がいるそうで、訳してもらうらしいです。
数学はクラス分けで海君がリュウ君の隣になり、リュウ君は数学は、抜群に出来、暗算でスラスラ解いていると言っていました。
体育の授業は、男女分かれるので、もちろんSさんを頼るわけにはいきません。
そこで、海君も、覚えた中国語で、なんとか会話できるようになっているようです。
嬉しかったことに、自分の友達を書くアンケートで、リュウ君は、一番上に海君の名前を書いてくれたそうです。
3年生も同じクラスになれるといいなと海君。
海君にとって、初めて出来た外国人の友達です