先月のことですが、海君が初めて公開レッスンを受けました
先生から、申し込みをしときましたからねとメールをいただき、私はえっ海君が出させていただいてよろし~んでしょうか?てきな考えだったんですが、海君に早速報告すると
「えー嫌だよー絶対やめて断ってよー」といつもにない消極的な答え。
私はせっかくの良い機会なんだからと先生のご厚意でもあるし、お断りするなどとんでもない。
先生には、「私は大変ありがたいお話ですが、海君がちょっと自信ないようです」ってお返事しました。すると、先生「全然だいじょーぶよ~。そんなお客さんだって少ないし。それにうちの門下から4人も参加しますよ!その中のSちゃんは譜読みしてまだ2週間なんだからー」(ほとんど見に来ないって)とまたお返事が返ってきました。この公開レッスン、一般向けの公開レッスンではなく、会員になっているピアノの先生方が勉強のために見に来られるというレッスンなので受講者も無料で受けられ、先生の推薦でした。
これはますますお断り出来ないと思い、海君をなんとか説得しました。Sちゃんはピティナでいつも飛び級をしている有名女子さんですが、それでもまだ弾き初めて2週間だったら大丈夫だよね。
すると後から門下の4人のうち2人は高校生らしく、Sちゃんも他の生徒3人とも公開ではなく非公開レッスンだそうで、海君が1人だけ公開レッスンと言うことに。
そして当日、先生から「予想外に満席です」ってメールが来ました。
入ったときは高校生っぽい男の子がレッスンされていました。
間にはこの日にレッスンをしてくださる先生のうちのお一人である先生のミニコンサートがあり素晴らしかったです。
そして次の子のレッスンが始まりました。
海君の前の子は、小6のとても上手な女の子でした。後から聞いたお話でリサイタルを開かれるようなすごい子、ピティナ飛び級女子でSちゃんのライバルでもあるような子でした。どうりでお上手だと思いました。今回学生コンクールの本選ではピティナや、ショパコンで3賞に入るなどのすごいメンバーの中、見事3位の成績を収めました。
海君の出番になり、最初にレッスンしていただく曲を1曲全部弾くことになりました。
コンクールほどの緊張感はないものの、前の子がとても上手かったので大きな失敗をされたらどうしよ~という目で見守っていました。う~んというような音のかすれが時々あったもののなんとか大きな失敗なくで、短い時間でしたが、ためになるアドバイスをいただき無事に終わることができました。
海君のレッスン担当先生が司会進行をされていましたが、その後、次のレッスン担当の先生が急用でこられなくなったらしく、引き続きその先生がレッスンをされることになり、次の子を呼ぼうとしたときです。
主催者の方が「あのー、そのことなんですが、次の方ですが、前の方があまりに上手かったので辞退させていただきたいということでした」と。
すると、私たちは後ろの方に座っていましたが、うちの先生「あら、出たら良かったのにねー」と大きな声で私を見ておっしゃったので、周りの方々の視線が一斉に私の方に注がれてしまいました。
(えー今の発言、私じゃないって・・・・)
反感を買うのではととても目を合わせられないし、本当に色んな意味で恥ずかしくて、穴があったら入りたいとはこのことです。
誉めていただいているとは受け止めがたい状況。
海君自身は、あれは自分のことじゃなく、自分の前の女の子の事だったに違いないと言って無表情でした。そんな大人っぽくなった海君に私が思っている以上になんだか成長を感じました。
あっという間の30分でしたが、素晴らしい先生のご指導なので気がつかなかったところをアドバイスいただき、参加させていただいた価値が高くお勉強になりました。
このような貴重な場も初めてでしたが、今年は色々初めての経験が多くありがたいです