エマブルカルテット という 桐朋学園大学生の皆様方によるスプリングコンサートに行ってきました。
特別ゲストとして、テノールは小堀勇介さん、カルテットのメンバーとしてチェロは三井静さん、ヴァイオリンは桐原宗生さん、横島礼理さん、そしてピアノは久保山菜摘さんです。
菜摘さんのピアノは、夏の室内コンサートで迫力有る素晴らしい演奏を聴かせていただきましたが、今回のコンサートのお話をお聞きした時からこの日を楽しみに心待ちにしていました
2006年にはピティナF級全国決勝大会で金賞を受賞、2008年にはベルリンスタインウェイ国際コンクールで第2位、そして今年2013年のショパン国際ピアノコンクールアジア大会プロフェッショナル部門で金賞無しの銀賞に輝かれました。数々の受賞歴をお持ちの実力派のピアニストさんです。
以前、車でコンサートホールまでお送りした時のことですが、私、車の中で年柄年中「のだめカンタービレ」のCDをここ何年もずっと聴いています
そしたら、これ誰が弾いてるんだろう?って話になって、のだめのCDです。って私が言うと、じゃあランランさんですね。「へぇ~そうなんだ~」とても無知なわたしです。
ちなみに桐朋学園大学 の菜摘さんの先輩が主人公のだめ(上野樹里)の手やピアノの吹き替え、ピアノ指導を担当されたそうです。へえ~そうだったのー?って驚き。でも詳しい方ならきっとご存知かもしれませんが、いつもあまり何も考えずに聴いていていつも車の中でこのピアノに癒されています。運転中聴いていないとなんとなく落ち着かなく特に協奏曲がお気に入りでこの曲が廻ってくると即座にリピートしちゃってます。
歌謡曲だと流行があってすぐに飽きてしまうのですが、クラシックってなぜ飽きないのか自分でも不思議なくらい。
きっとこれからもずっと聴き続けると思います
この日のコンサートは、テノールの小堀さんとピアニストの菜摘さんが中心になり、前半は8曲、後半はチェロとバイオリンが登場し、最後にカルテットで締めくくるという内容でした。
チェロでは海くんが以前初めてチェロの伴奏をさせていただいた時の思い出の曲「白鳥」や、カルテットの最後のアンコールでは、娘ちゃんお気に入りの日本の名曲、なんと「ふるさと」の演奏があり、皆さんも一緒に歌って下さいという声掛けに、娘ちゃんも大喜びでした
ピアノ演奏はやはり実力派なだけに、女性でありながらパワフルで深みのある豊かな音色に包まれてしまいました。
そして何と言ってもテノールの小堀さんの歌声は心の奥へ引き込まれそうな美しい声質で、大きな会場に澄み渡る素晴らしい響きでした。また、お話がとても楽しい方で色々なオペラ劇を歌の前に教えてくださって、つい話す時間の方が長くなってしまいがちで会場内の皆さんをストーリーの世界に引き込んでいました。
この日のコンサートはクラッシックでありながら、会場のお客様は子供さんも多かったのですが、うちの子供達も後から楽しかった~ととても満足そうでした。ピアノだけももちろん素敵ですが、歌声や様々な楽器が加わると余計に華麗な演奏が生まれて素敵な世界へと不思議と引き込まれてしまう魅力があります。最後は「ブラボー」という大歓声に沸きました
『豆知識』
カルテットとは、4人組みのこと。四重奏、弦楽四重奏や、ピアノ四重奏など。
テノールとは、高い音域の男性歌手。
エマブルaimable とは、フランス語で、丁寧に・可愛らしくって意味だそうです。
じゃあ「エマブルカルテット」とはその名の通り、丁寧な演奏の中にも可愛らしさ溢れる4重奏ってことですね。
豪華な花柄の素敵なドレス
だったのに、子供達で隠れてしまってごめんなさい