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コンプレックスという言葉は
しばしば劣等感の意味で使われますが
心理学用語のコンプレックスは
劣等感という意味ではありません。

例えば
マザコンというのは
母親に劣等感を懐いている人のことでは
ありませんよね。

何かにつけて
「あの人はお母さんより若い」
「お母さんはこういう味付けをしない」
「お母さんに相談してから決める」
というように
何でもお母さんに結び付けて考えることを
マザーコンプレックスと呼びます。
そして様々なことが
劣等感に結び付いてしまうことを
劣等コンプレックスと呼びます。

劣等コンプレックスというのは
コンプレックスの中の
一つの典型的なパターンのことで
コンプレックスという言葉自体に
劣等感という意味はありません。




コンプレックは本来
『複合体』という意味で
心理学で使われる
コンプレックスという用語も
いろいろな感情が集まった
という意味です。

エアコンや冷蔵庫に
空気を圧縮する
コンプレッサー
という機械がありますが、
いろいろな感情を、ギュッ と
圧縮したのがコンプレックス
そんなイメージで考えると
わかりやすいかもしれません。

ギュッ と圧縮されているので
ひとつひとつを分けて考えるのが難しい
複雑な感情が
コンプレックスというです。



花恋さんも
いろいろ複雑な思いを抱えているようですが
コンプレックスというのは
必ずしも悪いものではありません。
そこに不安や劣等感といった
マイナスの感情が含まれる場合であっても
だからこそ努力でそれを乗り越える人もいるし
だからこそ違う分野で活躍し
成功する人もいるわけです。

今回の花恋さんのブログを読んで、
花恋さんは自分のコンプレックスと
上手く向き合うことが出来ているな
という印象を受けました。


私はそんな大友花恋を応援します。
(^_^)