You and I can (not) be "Genius" -4ページ目

You and I can (not) be "Genius"

喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします



オワタ\(^o^)/



化学wwwwwwwwwwとか




もう死んじゃえよyou






細心の注意を払った数学






まさかの計算ミスで大問を落としまくる事態に。。。






ええ。かなり頑張ったですよ。


まぁ、仕方ないっすけどね…







母さんの優しさが辛いっす






まさかの化学26点…






涙なんか出ねぇよ。。。

出てんのはしょっぱい水だもの。。。






あーあ。無かったことになんないかなぁー






『あ、それではみなさんご唱和下さい』













『It's all fiction!!』


photo:01


最近傷心でブログ更新するの忘れてました

まあ今回も書き溜めの小説なんですけどね

でわ、まぁ見てぬー

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Ep.19《百獣の王の凱旋》

戦場を『視て』いた夜雲が、その異変に気づいた。
「宗茂と信宏の所に、知らない人間が?」
彼の特殊な体質で、彼は微弱なフォースですら光子として感知できる。
それを利用したのが、彼だけに使える術式『不可触の光子』。
世界での共通名は『Untouchable・Radar』。
このuntouchableには『不可触』という意味の他に、『手の届かない』という意味もある。
『彼にしか遣えない』、という意味でのuntouchableであり、『手の届かない場所までも把握する』というuntouchableでもあるのだ。
そして彼は直ぐに行動した。
まず、クラスマッチの実行委員会本部へ連絡し、対戦をキャンセル。
次に、A組でも選りすぐりの生徒だけを残し、残りは直ぐに解散するように生徒会命令の通信を掛けた。
そして、彼は学年、クラスの差なく、実戦レベルの生徒に招集を掛ける。

生徒会長から通信がきたのは、クラスマッチが中断されて直ぐのことだった。
『隼人くん、君の力を貸して貰いたい』
通信には、短く、一言だけ書かれていた。
「隼人、どうかしたか?」
レオンに問われ、隼人は首を振った。
「いや、何でもない」
すると、彼はベッドから降りて、大きく伸びをしてから言った。
「少し、トイレに行ってくる」

夜雲が尽力している頃、信宏はかつてない窮地に立たされていた。
「もう、終わりか?」
目の前の男が信宏に問う。
身長は180cmほど。平均で見れば高い方だが、隼人よりは低い。
それに、2mを越える信宏に比べれば、こじんまりとした感じは否めない。
それなのに、信宏はその圧倒的な威圧感に、自分が相手より小さくなってしまったかの様な錯覚を抱いた。
「カッ…まだ、まだァ!!」
『華音砲』を放つ。
だが、相手の放つフォースの弾丸に相殺…否、打ち負かされ、そのままの威力を持ったまま相手の弾丸が眼前に迫った。
弾丸が信宏の体を吹き飛ばす刹那、それは霧散した。
相手は眉をひそめてその原因を見た。
「誰だ、貴様」
剣を鞘に半身だけ納める男に、相手は問う。
「名を訊くなら、先ず自分から名乗れ」
その高圧な態度が気に入ったのか、男は口の端を持ち上げて言った。
「元王立奥州ユニコーン教導院所属、現フランス国立ヴァジュラ教導院生徒会副会長、『相模の獅子』北条・氏康だ」
その名に、多少の動揺を映しながらも、相対する彼は言った。
「王立オーディン大學附属教導院風紀委員会委員長、草薙春馬だ」

「宗茂様ぁ!!」
誾千代の叫びが木霊する。
「何でしょうか、誾さん?」
聞こえるのは彼の声。
しかし、煙に紛れて彼の姿は良く見えない。
「…避けたというのですか?」
黒髪の女性は若干の驚きを交えた声で言った。
「僕一人では無理だったでしょうね。しかし、僕たちは一人ではありません」
段々と、煙が晴れていく。
そこに居たのは、肩を借りる宗茂と、その宗茂に肩を貸す一人の男子生徒だった。
誾千代は、彼のこともよく知っていた。
「桐崎…くん」
桐崎宗忠。3-A所属で1-Aの桐崎寧々の兄だ。
「むねしぃは無茶し過ぎだっつの。もっと楽しろ」
「悪いね、ダッくん」
だが、二人とも決して軽いとは言えない傷を負っているらしく、その表情に余裕はない。
「あれは…」
「多分そうだろう…」
宗茂と宗忠が見るのは女性の回りに浮遊する三つの長銃。
見ようによっては長砲ともとれるそれらには、それぞれに『烏』の文字が刻まれていた。
誾千代も一度、文献で見たことがある。
それぞれが『攻』『防』『智』に特化した思考を持ち、自律して敵を撃つこともあれば、共通ネットワークを介し、三位一体の攻撃を放つことも可能と云われるあの武装は、
「勝利を運ぶとされる神格武装『八咫烏』ですね!」
宗茂が女性に向かって叫ぶ。
それは、問い掛けではなく確定した事実に対する確認。
そして言外にそんな武装を持つ彼女への誰何。
果たしてその女性は口を開いた。
「お察しの通り、これは神格武装『八咫烏』。そして私は、フランス国立ヴァジュラ教導院生徒会庶務、雑賀・孫市。この教導院に拉致された我が教導院の『聖女』ジャンヌ・ダルクの奪還に参りました」
そして一息。
「邪魔をされるなら、討ちます」


Ep.20《死線》

敵は二人。
そのいずれもジパングの襲名者。
北条・氏康も雑賀・孫市も実力で襲名を勝ち取った者たちだ。
しかし、どんな大義名分を掲げて来たかと思えば…
「会長!」
一人の少年の声で、夜雲の意識は引き戻された。
「隼人くん。早かったね」
駆けつけた少年…隼人の表情は持ち前のポーカーフェイスのままだった。
「それで、どういう状況ですか、会長」
「教導院に侵入者が二人だ」
その一言に、隼人は眉を潜めた。
「この教導院に忍び込む能力があるとなると、相当の手練れでしょう。相手は分かっているんですか?」
名前からフランスの事を連想される事を夜雲は忌避したが、流石にそこまでには至らないだろうと結論付けて、夜雲は口を開いた。
「ジパングの襲名者、北条・氏康に雑賀・孫市だ」
ジパングの、という所に強勢を置いた。
だが、
「二人とも『元』ジパングの襲名者ですね」
それは直ぐに看破された。
更には、
「二人の襲名は解除されておらず、また、二人ともフランス国立ヴァジュラ教導院の生徒会役員。…会長、何か隠しているでしょう?」
隼人はたった数回の会話で核心まで近づいてきた。
その知識や推理力、連想力には流石の夜雲も舌を巻かざるを得なかった。
夜雲は嘆息し、この教導院でも限られた人間しか知らない事実を伝えた。
「我が教導院に拉致された『聖女』ジャンヌ・ダルクの奪還。それが、彼らの大義名分だ」
「拉致、ですか。それは穏やかじゃないですね」
表情を変える事なく淡々と述べる隼人。
「…ついでだが、ジャンヌ・ダルクは実際教導院にいるが、彼女はそれを『亡命』と言っていた。この差は何だと思う?」
一瞬の間の後、隼人は口を開いた。
「フランスからの実質的な戦争、ということになりますね。つまり、ジャンヌ・ダルクを餌に仕立て上げ、我々教導院を釣った、というところでしょう」
「…隼人くん、会長補佐にならないかい?」
「生憎、役職には興味が無いので」
「さいですか」
アッサリと振られ、直ぐに引き下がる夜雲。
「さて、それじゃあ応戦に行くとしようか」
「会長はどちらに?」
「んー、雑賀の方に行こうかな」
「…どうしてですか?北条の方が危ないのでは?」
相手が三年生だろうが生徒会長だろうが自分の意見をハッキリ言う彼の態度は夜雲にとっては好ましいものだった。
「俺の神祇は『八咫烏』に相性がいいし、俺は力勝負苦手なんだよね。隼人くんの方がそういうの得意じゃない?」
「では、自分は北条の方に向かいます」
「了解。北条には信宏と春馬がいる。それから、後から政宗とアーサーが行くはずだよ」
「…分かりました。御武運を祈ります」
「死ぬなよ」
そして二人は進路を違えた。

信宏は感じていた。
この敵は化け物だと。
信宏と春馬の二人がかりでもびくともしない余裕がそこにはあった。
「これが襲名者か…!」
信宏自身も、近いうちに魔王『織田・信長』を襲名する予定だ。
その時、自分はこの様な余裕を見せることが出来るだろうか。
その思考が焦りを呼び、焦りはミスを呼んだ。
「信宏!!」
春馬の鋭い声が飛ぶ。
ハッとした時にはもう遅く、その隙を見た氏康が信宏に向かって猛然と突進して来た。
咄嗟に硬化術式を展開する。
しかし、その術式の鎧をもってしても、ダメージは免れなかった。
「ぐっ…」
信宏が曇った声をあげる。
氏康に突進された箇所が大きく腫れ上がっていた。
圧倒的。
同じ副会長という役職に就いていながら、更に、風紀委員長が居るにも関わらず、それを無視したかのような圧倒的戦力差。
まるで戦車に歩兵で向かっているような無力感が二人を襲う。
だが、そのような状況にあろうとも、信宏は立ち上がる。
副会長という役職に就いている自分が不甲斐なければ、全体の生徒会に対する不信感は募るばかりだ。
類稀なカリスマを持つ夜雲でも、生徒の信頼を得るのには苦労した。
その苦労を水泡に帰すような真似だけはするまいと、信宏は固く誓っていた。
勝てなくてもいい。
ただ、無様に負けるな。
足掻いて、足掻き抜いて負けろ。
「オオオオオオ!!!」
雄叫びを挙げ、信宏は遣う。
織田家の当主に伝わる神格武装を。
「討ち抜け!『使徒座』!!」
信宏の靴に取り付けられたクリスタルの様な鉱石が発光し、信宏の顔を照らす。
大気が震え、硝子を割る様に裂けていく。
これには流石の氏康も驚きの表情を浮かべ、しかし直ぐにまた元の仏頂面に戻り、術式を発動する。
だがその術式は、一撃が入る寸前に霧散した。
直撃。
同時に、またも大気を震わすような轟音が響き、周辺から土煙が舞い上がる。
「やった…か?」
春馬が声をあげる。
「どうだか…」
直撃はしたが、感覚的にまだ決定打にはなっていない気がする。
「中々の攻撃だった」
土煙が晴れる前に、言葉は紡がれた。
「儂の服に傷をつけた者が出たのは何十年ぶりだろうか」
煙の中で影が言う。
その口調は淀みない。
「特に、あの一瞬が分からなかった。儂の術式が霧散したあの一瞬。貴様、何をした?」
煙が晴れ、そこにいたのは上半身裸の氏康。
その筋骨隆々とした肉体には、一つの擦り傷さえ付いていない。
「無傷…だと?」
春馬が呟く。
信宏も、声に出さなかったが、その内心で絶望せざるを得なかった。
彼の全力を以って当たった最大の攻撃だったはすだ。
しかし、それを無傷にされれば、もうこれ以上もない。
「…貴様、儂の問いが聞こえなかったか?」
再度、氏康が問う。
「…自分の神祇です」
信宏の神祇『罪の荊』、共通名『Guilty Thorn』は自分に敵対する者の攻撃・防御・回避を一瞬止める能力を持つ。
弟の勇次の『自己中心』に似ているが、あれは敵対する者の動きと自分の動きの両方を止める。
自分の動きも止められる代わりに、その効果はフォースが切れるまで続けられるし、行動の全てを止められる。
この二つは細部は似て非なるものだが、本質は変わらない。
それを氏康が術式を発動する瞬間に発動したのだ。
「そうか」
信宏の言葉だけで全てを理解した訳では無いだろうが、氏康はそう言った。
「なら、儂も、全力を以って相対せねばなるまい」
棒立ちだった氏康が、半身になり、攻撃の態勢をとった。
その威圧感は、先程までの比ではなかった。
絶望の最中、二人は見た。
猛々しい龍の様なフォースを纏った誰かが、彼らの前に立ったのを。
「情けないですぜ、先輩方」
「マサ、先輩に向かってそれはないだろう?」
二人を庇う様に前に立ったのは、
「伊達・政宗、見参!」
「帝門・アーサー・トゥーサン、遅れ馳せながら参上します」
二人の後輩だった。

誾千代はジパングと他国の教導院との格差に憤りを感じていた。
ジパングの教導院には沢山の有能な人材がいる。
ただし、その殆どが現役を退いだ教師陣だ。
彼らの中には現在でも戦闘要員として充分な戦力を持つ者もいる。
ガリレオがその代表とも言えるだろう。
だが、彼らはこの様な学生間の抗争に手を出せない。
それは世界聖府連合委員会で決められたことだ。
ここまではいい。
おかしいのはそこから先。
ジパングで学生とされるのは18歳まで。
つまり、それを超えると卒業となる訳だが、ジパング以外の他国は学生の年齢制限がない。
故に、目の前の女も既に『これで学生とかwwwwww』な年齢に達しているはずだ。
着ているフランスの制服も、一歩間違えば犯罪になるのでは…
と、そこまで考えていると、『智』の八咫烏からの砲撃が襲いかかる。
「何か失礼なことを考えていません?」
「いえ、全く」
「そう。ついでですが、私、まだ21ですから」
自分より三つも年上じゃないかと思いながらも、誾千代は思考を続けた。
つまり、ジパングはその有能な人材を使うことが出来ず、ずっと歯がゆい思いをしてきた。
父の道雪も、常々その不平さを嘆いていた。
実際、他国の役職者たった二人に、ジパングは役職者を惜しげなく遣っても勝てるかどうか分からない状況だ。
だが、それは他国の恐怖の裏返しでもある。
大器晩成型のジパングの人間は、年齢制限がなければパワーバランスが崩れるということだろう。
彼女はずっと思ってきた。
だからこそ、現役である自分たちがそのシステムの不合理を正さねばならない。
彼女は、腰に差した太刀と言うには短い、脇差しを抜いた。
「宗茂様っ!」
「誾さん!」
二人でタイミングを見計らう。
そして、完璧に一致したその瞬間、
「轟け!『雷切』!!」
誾千代の脇差しが光り、雷を放つ。
八咫烏は面で防ぐのは不得意なのか、孫市自身が防御術式を展開した。
そしてその雷は、孫市には直撃しなかった。
当たらなかったのではない。
突如として孫市の眼前に現れた宗茂の腕にぶつかり、帯電したのだった。
孫市は焦った。
宗茂は、孫市と少なくとも3kmは離れていた。
孫市は、そんなことが可能な術式を知らない。
現代の加速術式は、少しずつ緩やかに加速するものが殆どだ。
しかし、先ほどの事象は、その常識を大きく覆すものだった。
自分の智の及ばない事象への原始的な恐怖が彼女の身を苛む。
だが、彼女も数多の死線をくぐり抜けて来た猛者だ。
恐怖を振り払い、迎撃しようとする彼女の眼に映ったのは、宗茂の右腕。
帯電し、バチバチと軽く放電している。
そこまでは彼女も考えの及ぶところだった。
しかし、手首から上、その手刀が、明らかな刃になっていた。
「雷の術式は『切断』の強化にもなります」
そして彼は不可避のスピードでその『手刀』を振り下ろした。

斬った、と宗茂は感覚的に思った。
神格武装『雷切』は誾千代にしか遣えない特別なものだ。
それと自分の神祇【神鳴り】は相性が良かった。
更に今回は宗忠の神祇【無刀流】も併用した最高の一撃だ。
果たして、孫市の服は断ち切れ、だが、それだけだった。
斬り裂いた奥に見える真っ白の肌には、傷一つ見えない。
そして、彼の『手刀』の与えた影響は、それだけではなかった。
「ーーー!!」
湯気が出る程顔を上気させて、孫市はその場にへたり込んだ。
宗茂の『手刀』は、彼女の服を斬り裂いていた。
故に、彼女のその豊かな胸が服から露出する。
紳士たる宗茂は、持ち前の反応速度でその瞬間を回避したのだが、孫市は掌で胸を覆い、キッと宗茂を睨みつけて呟く。
「…見ましたね…」
「え?」
「責任…とって下さい」
三つの八咫烏が、一斉に宗茂の方を向く。
「こんな恥辱、産まれて初めてです」
彼女の顔を伝う涙が、宗茂の罪悪感を刺激する。
「え?」
自分は見てないのに、何かしないといけないのかな?と多少理不尽な気持ちだった宗茂は、だからこそ反応が遅れた。
「責任とって…死んでもらいます!!」
砲弾が炸裂した。
「宗茂様ァ!!」
誾千代が叫んだ時には、もう既に土煙が立ち込めていた。
「宗茂様…」
悲嘆に暮れる誾千代の肩に手を置く者がいた。
ゆっくりと顔を上げると、そこにいたのは、
「宗茂様…」
「泣かないで下さい、誾さん。僕は誾さんの傍から、絶対に離れませんよ」
「でも、なんで…」
「僕には、頼れる仲間がいますから」
彼の視線を追うと、そこにいたのは二人の男子生徒だった。
「帝門くん…氷室くん…」
夜雲と、もう一人の男子生徒のどちらも、あれほどの砲撃を受けたにも関わらず無傷だった。
宗茂が膝で立つ誾千代を抱きしめ、囁いた。
「誾さん。僕は、誰かに守ってもらわないとダメなようです」
だから、宗茂は言葉を紡ぐ。
「僕のことを守ってくれますか?」
誾千代は顔を真っ赤にして、それを隠すために俯いて、宗茂にだけ聞こえるような小さな声で囁く。
「どこまでも、付いていきます、宗茂様。だって…」
だって、誾千代は言葉を紡ぐ。
「私が宗茂様を守るのですから」
とびきりの笑顔を彼に魅せた。


Ep.21《絶対零度》

「恭介、やったか?」
夜雲は、隣に立つ男子生徒に声を掛ける。
「いや、流石に神格武装は『凍華』じゃ壊せない。排熱が尋常じゃないからね」
「そうか…なら、相手の脚と地面を『凍らせて』繋いでくれ」
「…了解」
夜雲は、答えを聞くと走り出した。
敵との距離はだいたい500~600m。
術式も併用すれば五歩あれば届く距離だ。
視界の中で『氷』が生まれる。
その『氷』は、夜雲の注文通りに孫市の脚と地面とを結んだ。
突然の事に、孫市は心底驚いた顔をした。
ただでさえ両手を手ブラに使って満足に動かせない状況で、見たこともない『氷』の術式が発動すれば、焦るのは当然だ。
体系化された術式に、『氷』の属性は存在しない。
これは遥か昔、黎明の頃から変わらない、『五系統五属性の原則』というものだ。
五系統の内容は『強化』『操作』『具現化』『治癒』『放出』で、五属性とは、『炎』『水』『雷』『石』『無』の五つのことだ。
『氷』は、存在しないハズの属性なのである。
それを可能にした氷室恭介の神祇【凍る火柱】は、相手の意表を突く上で最も効果的だと言える。
そして、身動きの取れない孫市に向かって、彼は術式を発動した。
砲撃術式『能動空中機雷』。
彼の意思に従って自由に動く仮想の機雷五つが、孫市に向かう。
迎え撃つ八咫烏も、砲口を機雷に標準するが、トリガーが引けない。
広範囲エリア冷却術式『凍華』。
恭介が対銃撃戦の時に好んで遣う術式だ。
設定した範囲の中で、一定以上の温度に達したモノを瞬時に冷却する。
それは、銃に使われるガンパウダーも同じ。
よって設定された範囲内において、銃がその口から火を吹くことは無くなる。
八咫烏のような神格武装は、機能が優れており、様々な状況に適応出来る様になっているが、移行するのに若干のタイムラグが発生する。
その一瞬を見逃さず、夜雲は五つの機雷を孫市に直撃させた。

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はいはい、前回の予告通り≪相模の獅子≫こと北条氏康さんが出てきました

彼はそろそろ還暦になります

ハンパじゃねぇですぜ



ところで、伊藤静さん、ご結婚おめでとうございます(≧∇≦)

この場を使ってお祝いします

どうぞ末長くお幸せに




早く彼女が欲しいパチを。くんでした

最近時間なくて小説しか載せてませんが、そろそろ普通のブログを書きたいと思いますな

今回は小説ですがwww

でわ、行きますか

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Ep.18《烏が啼くのは死の賛歌》

午前零時、とある埠頭で、男と女が闇に紛れてヒソヒソと言葉を交わしていた。
「『聖女』はまだ捕まらないのか?!」
少し訛りのあるフランス語が埠頭の闇に消える。
「申し訳ありません」
それに答えるのは流暢なフランス語。良い声だが、文法にハマり過ぎて、逆におかしく聞こえる。
訛った言葉を操る男が金髪碧眼なのに対し、その女性は長い黒髪の
ポニーテール…ジパングの人間だった。
「教導院までは追跡できたのですが、そこで通信が途絶えまして…」
「さっさとひっ捕らえろ!儀式の準備は!?」
「既に完了しております」
黒髪の女性は通信枠を表示し、金髪の男に見せる。
そこには、銀の十字架に、同じく銀の鎖が映っていた。
「こんな極東の地まで来て手を掛けさせやがって…見つけ次第直ぐに捕獲、連行しろ!」
「了解しました。それで、私の他には誰を?」
「…『烏』だけでは足らんか?」
金髪の男はジロリと黒髪を睨む。
「向こうも国を代表する教導院。とてもではありませんが、私一人では…」
「相手は極東の猿共だ。蹴散らしてしまえ」
「お言葉ですが、私もその猿なのです」
言うと、金髪の男は忌々しそうに言った。
「なら、『獅子』を連れて行け。それ以上の増援は出来ん」
黒髪の女は何事か言おうとしたが、直ぐに口を噤んだ。
そして金髪の男は、そのまま闇に溶けていった。

聖誕祭から一夜明け、正に今、三年生のクラスマッチの決勝戦が行われようとしていた。
勝負するのはA組とB組。
フィールドとなるのは《森林》ステージ。全方向を木々に囲まれた密林が舞台となる。
そして、試合開始の合図が鳴った。
と同時、A組の陣地からその総力が飛び出した。

「総力攻撃、だと!?」
今だ保健室で安静にさせられている隼人は、会場を俯瞰するモニターを観ながら叫ぶことしか出来なかった。
彼も策士だが、流石にこの大胆な作戦には虚を突かれた。
「これ考えたの絶対副会長だな…」
「そうね…」
他のみんなよりも一足早くお見舞いに来ていたレオンと静は二人で頷き合っていた。
「副会長?」
「ああ。生徒会副会長の織田信宏さんだよ。A組の織田勇次の兄貴だってさ」
隼人が訊くと、レオンが答えた。
「すっっっごい闘い大好きで、笑いながら人を殺したとかいう噂もあるみたいよ」
苦笑しながら静も言う。
「あ、あの人だな」
レオンがモニターを指差す。
そこに映るのは口を大きく弓の様に曲げた大男だった。
身長は小柄な弟を超えるどころか、2mですら悠に超え、その腕や脚は筋肉に包まれ大木の様に太い。
隆起した胸板や腹筋が、服の上からでも容易に想像出来た。
圧倒的なまでの存在感。
隼人はオーラを信じない。
しかし、彼にはそのオーラを持っていると認めざるを得ない『何か』があった。
笑いながら敵を文字通り投げ捨てる様は猟奇的で、一種の狂気さえも思わせる。
敵陣へと一直線に進む姿はまるで重戦車。
彼を止める者は誰も居なかった。

信宏は失望していた。
いくらB組とはいえ、戦闘が全くなっていなかった。
これなら一年のB組の方がマシだと思いながらも、彼は決して手を緩めなかった。
自身の肉体を強化する術式に並行して対地空海用砲撃術式『華音砲』をマルチ・キャスト。
自身の口から発声させた音を圧縮し、半径6kmまで有効打を与えられる。
遣うフォースの量も少なく、簡単に扱える上、音であるため、陸空は勿論のこと、水中でも使用可能で汎用性が高く、多くの『聖神』が遣う人気術式だ。
果たして、その術式は敵のバリケードを突き破り、彼を更に奥へと誘う。
『信宏、もう少し左…そう、そこを真っ直ぐだ』
通信で、一人だけ陣地に残った夜雲が彼に進路の修正を伝える。
『信宏は直進出来るから楽でいいね』
夜雲は彼に言った。
機嫌がいいと夜雲の口調は優しくなる。
つまり今A組は優勢だということだ。
そのことにささやかな嬉しさを得ながら、彼は更に笑みを濃くする。

「副会長が進路を変えた…?」
【精霊の眼】を使っていた隼人がいち早くそれに気づいた。
「それに…相手の陣地まで一直線のルートだぞ…」

「隼人くんは今驚いてるかな?」
苦笑を漏らしながら、夜雲は独り呟いた。
『カッ、あいつなら直ぐに分かるだろうさ』
通信から信宏の声が届く。
『信宏くんの言う通りですよ、夜雲くん』
こちらは立花・宗茂の声だ。
「それはそうと宗茂、西にもう少し寄ってくれ。ズレてるぞ」
『あれ、そうかな?』
『カッ、「西国無双」が泣いてるぜ?』
「そういう信宏も、もう少し左だ」
『おっと』
「いくら直進出来るからって、手を抜くな。俺たちに求められているのは圧勝だ」
そう言って、夜雲は通信を切った。

立花・宗茂は、婚約者である立花・誾千代と共に戦場を駆けていた。
「宗茂様、こちらで大丈夫ですか?」
誾千代が、心配して声を掛ける。
「ええ。大丈夫ですよ、誾さん。夜雲くんは信頼出来ますから」
微笑んで言うと、誾千代もまた微笑みを返した。
そこへ、疾風が駆ける。
慌てた二人はその場で足踏みをする。
「これは、一体…」
その答えは、直ぐにやってきた。
「失礼。少しお聞きしたい事がございますので」
そこに立つのは長い黒髪のポニーテールの女性。
わざとらしく頭を下げ、ニコリともせずに問う。
「…何でしょうか」
一歩前に出て誾千代を半身で庇いながら宗茂は言った。
「『聖女』は、何処でしょうか?」
宗茂は戸惑った。
相手の言う『聖女』がジャンヌの事を指しているのは分かる。
しかし、彼女の存在は2-Aの生徒と、生徒会役員、そして風紀委員長である春馬と副委員長の自分しか知らないはずだ。
「…さぁ?」
よって彼はシラを切った。
「…なら、仕方ありませんね」
相手が嘆息した瞬間、宗茂を砲撃の雨が包んだ。

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次はライオンさんが出てきます

歴史好きなひとはわかりますかね
『相模の獅子』さんです

でわ、また次回