無題だよーーー | You and I can (not) be "Genius"

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喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします



んじゃ、いきますかwwww

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Ep.15《人外》

「藤原…鳴路、だって?」
ガリレオは、その名をもう一度繰り返した。
それは、彼がよく知っていた人物の名であり、この時代に存在するはずのない人物の名だった。
「ええ、そうです。貴方は?」
「私はガリレオ・ガリレイ。それとも、こう言った方がいいかな、鳴路くん。古川大、と」
今度は鳴路が茫然とする番だった。
「大さんですか?本当に?」
「ええ。一京の『特質』を持つ古川大です」
隼人達と話す時とは打って変わって丁寧な口調になるガリレオ。
もしかすると、これが彼本来の話し方なのかもしれない。
「本当に大さんなんですね…でも、ここが何処だか分からないんですが…」
「それはそうでしょう。ここは、あなた達の生きていた時代では無いのですから」
ガリレオの言葉に、首を傾げる鳴路。
「この時代では、あなた達は過去の英雄として崇められる、歴史上の人物なんですよ」
そう言って、ガリレオは石のオブジェを指差す。
「あれは、あなたとアポロンの墓です。確かめてみたらどうですか?」
ハッとしたように墓標へと駆ける鳴路。
そこに彫られた文字をじっと見つめ、彼は薄く涙をこぼした。
「…大さん」
ガリレオが近づくのに気づいたのか、鳴路が声を掛ける。
「俺は、この年中に死にます」
「つまり、あなたは…」
「ええ。死ぬ直前のようです」
するとガリレオは手を顎に当てて、じっと考え込んだ。
「鳴路くん、あなたは海皇との戦闘で死にます。つまり、あなたに死んでもらいたくない人があなたをここに飛ばしたというのが妥当でしょう」
「それは?」
「…今の段階ではそれを特定出来ません。何しろ考察する材料が少な過ぎます」
「そうですか…」
「今はただ、見守りましょう」
そしてガリレオは、鳴路を建物の中に促した。
「ここは私の独自の研究所でしてね。同時に自宅でもあるんですが、宿を貸す位なら出来ますよ」
「…ありがとうございます」

ガリレオ・ガリレイは襲名であり、それは同時に偽りの名でもある。
彼の本当の名は古川大。
黎明期を過ごし、神代を生き抜き、現在まで生き残った人外だ。
『彼』という生命が誕生したのはこの惑星が生まれるよりも更に二十世紀も前。
その惑星が生まれたこと自体が奇跡の様なものであったが、そこに人類が誕生した時には出来過ぎだと思った。
そして時代の移り変わりと共に、段々と人類も進歩していった。
彼らが『彼』の様な『特質』を発生した時には、世界の異様な白々しさを感じる程だった。
段々と『彼』の持つ『特質』は、列挙することが不可能になる程増えていった。
『彼』は不老不死だ。
この姿も、仮のモノでしかない。
全ては虚構だ。
また折を見て死んだ様に見せかけ、何処かで違う人生を歩むつもりだった。
彼を見つけるまでは。
藤原隼人。
『彼』は彼を知らなかったが、彼の祖先の事はよく知っていた。
藤原鳴路。
憶えられない程の時を過ごした自分でも見た事のない『特質』を持っていた。
そして、たった一度だけしかない、愛した女性との子と同じ歳。
偶然でしかないが、それでも、『彼』は何かを感じずにはいられなかった。
そして、それは的中した。
彼の親であり、『彼』の友人でもあったリヴァイアサンに殺され掛けたのだ。
死というものにあそこまで近づいたのは後にも先にもあの時だけだろう。
だが彼も、結局は期待外れだった。
そんな彼らの子孫たる隼人は、『彼』にとって観察するに足る人材だった。
そして今度は鳴路までもがこの時代に揃った。
これを偶然と取るのか必然と取るのかは分からないが、世界は時に『彼』が予想しなかった結果をもたらす。
『彼』はまだ人外でしかなく、神ではないのだから。

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どうでしたかね

今回はガリレオ…もとい大さんの説明回でしたが

次からは稔さんが活躍です!

イケメソさんが頑張りますよー

あ、ついでにエセ忍者もwww