先日、放送されたドラマ「さよならノワール」を見て、気になるところが、いくつか。
今回、小池栄子さん演じる黒木と、北香那さん演じる白石が、サポートの対象としたのが、マッチングアプリで知り合った女性に、いわゆる「美人局」のような感じで、大金を巻き上げられ、暴行を受けた岩田という高校の教師。
岩田は、事件のショックで、言葉を発することが出来なくなっていた。
当初は、黒木と、白石のサポートも、岩田は、受け付けない。
さて、この「マッチングアプリ」というもの。
今では、男女の出会いの多くが、この「マッチングアプリ」だという話も。
個人的には、こういった、ネットでの出会い。
怖くないんですかね。
ネットに書かれている相手の情報が、事実であるとは限らない。
そして、相手が、ネットで書いていることも、それが、本心なのかどうかも、分からない。
ドラマの中のように、相手を騙すために、嘘をついて、接近してくる人も、多いはず。
ちなみに、ドラマの中で、荒川良々さん演じる刑事課の課長。
その課長の息子も、この「マッチングアプリ」で出会った女性に、お金をだまし取られ、課長は、警察官の息子が、詐欺に遭ったということが恥ずかしく、警察に届けることはしなかったということ。
こういうことは、多いのではないでしょうかね。
高校教師の岩田は、この「マッチングアプリ」で、女性に出会うまで、女性と交際をしたことが、一度も無いという話だった。
そして、それを、生徒たちも知っているため、生徒にも、馬鹿にされ、授業など、聞いてくれないという話をしていた。
今、この岩田のように、生徒に馬鹿にされている先生というのも、多いのかも知れない。
そもそも、親が、教師を馬鹿にしていることも多いのでしょうから、生徒が、教師を、馬鹿にするもの、仕方が無い。
僕が、子供の頃は、「先生」という人は、無条件に、尊敬をするものだった。
ましてや、親が、先生を馬鹿にするということなど、まず、無かったのではないですかね。
なんで、このような状態になってしまったのか。
多くの仕事に追われ、しかも、生徒や、その保護者に馬鹿にされ、それでも、教師になろうという人が、居るのでしょうかね。
教師になろうという人が減っているという話も聞きますが、当然の話でしょう。
そして、岩田のサポートをする黒木と、白石。
白石は、心理学者でもある訳で、言葉を発することが出来ない岩田に、真摯に、向き合おうとする。
そして、ようやく、心を開き、言葉を話すことが出来るようになった岩田は、白石を、「一緒に、出かけませんか」と誘う。
それに、戸惑った白石は、「これは、仕事だから」と、断る訳ですが、岩田は、「やはり、自分に、優しくしてくれるのは、仕事だからなんだ」と、また、心を閉ざす。
このように、患者が、自分を担当しているカウンセラーの先生を好きになるというケースは、割と、多いようですね。
これは、かなり、注意を要することのようです。
ドラマでも、黒木が、岩田が、白石に、好意を持つのではないかと懸念をするシーンがありましたが、思った通りのことになった。
もっとも、ドラマの中で、最終的に、感情を割り切って、前を向くことに決めた岩田は、「白石さんに、好意を持った訳ではない」と、良い訳をしていましたが、それは、本心なのかどうか。
昔、室井滋さんが主演をした「心療内科医・涼子」という連続ドラマがあしました。
放送は、1997年。
恐らく、「心療内科」という医者が、世間で話題になり始めたのが、このドラマが放送された頃ではなかったですかね。
それ以前、「心療内科」という医者は、無かったのではないでしょうか。
つまり、それ以前、心の病気の人は、恐らく、「精神科」を受診しなければならなかった。
この「精神科」に行くというのは、かなり、ハードルが高いですよね。
心の病気に、社会的な認知が、低かった時代。
心を病んだ人というのは、社会的に、かなり、厳しい状況に置かれたのでしょう。
身内にも、「恥」と思われ、家族からも離れ、社会から隔離をされた人も、多かったはず。
うつ病などは、ある程度、社会の認知も進んだのでしょうが、それ以外の心の病は、どうでしょう。
僕も含めて、まだまだ、周囲の理解がなく、苦しんでいる人は、多いのかも。