日テレのドラマ「君が死刑になる前に」。

毎週、楽しく、見ています。

 

唐田えりかさん演じる「大隈汐梨」という女性。

教師が被害者となった連続殺人事件の犯人として逮捕され、死刑が、執行される。

 

一方、加藤清史郎さん演じる「坂部琥太郎」、鈴木仁さん演じる「馬淵隼人」、与田祐希さん演じる「月島凜」の三人は、大学時代、映画サークルに所属をしてた仲間。

また、三人で、ドキュメンタリー映画を撮ろうと集まって、活動をしていたところ、三人は、過去にタイムスリップ。

連続殺人事件の犯人である大隈汐梨と出会ってしまう。

 

三人は、大隈汐梨を匿い、真相を調べることに。

琥太郎は、

「あなたは、人を殺しましたか」

と、汐梨に尋ねる。汐梨は、

「殺していません」

と答えるが、その行動には、不審な点も多い。

 

果たして、大隈汐梨は、連続殺人事件の犯人なのか。

そして、三人が、過去に関わることで、未来が、変わっていく訳で……。

 

さて、ドラマの展開を想像すると、大隈汐梨は、犯人ではなかったというのが、セオリーかと思うのですが、それでは、当たり前すぎて、面白くない感じもする。

かといって、今から、新しい登場人物を出すというのも、無理がある気もするので、一体、どうなるのか。

 

さて、もし、大隈汐梨が、犯人では無かった場合、死刑が執行されたということは、冤罪によって、殺されたということになってしまう。

死刑という制度の、大きな問題の一つが、ここにある訳で、以前、すでに、死刑が執行された人の遺族が、再審請求をしたのですが、棄却されたという記事を見ました。

もし、本当に、冤罪だったとしたら、取り返しが付かない。

死刑囚だった本人は、一体、どういう気持ちで、死刑に臨んだのか。

 

少し前に、NHKの番組「未解決事件」で、冤罪をテーマにした回を見ました。

 

これは、1986年に、福井県で、女子中学生が殺害された事件の話。

 

当時、団地の一室で生活をしていた女子中学生が、殺害された。

その女子中学生が、犯人を、家の中に、招き入れているようだったので、犯人は、顔見知り。

そして、その女子中学生が、かなり、執拗な、激しい攻撃によって殺害をされているので、怨恨が理由と思われた。

 

顔見知り、そして、怨恨。

この二つから、犯人は、容易に、見つかるだろうと警察は、思ったのですが、そうではなかった。

それは、この女子中学生は、母親との二人暮らし。

そして、母親は、夜の仕事をしていたので、母親の居ない間、その部屋は、暴走族や不良グループのたまり場となっていて、大勢の若者が、その部屋に出入りをしていた。

決定的な証拠も無く、捜査は、難航する。

 

そして、警察は、その不良グループのメンバーを事情聴取していたところ、同じく、部屋に出入りをしていたMという人物が、犯人だという証言を得る。

それから、次々と、Mを犯人とする証言が、出て来るようになる。

 

そして、Mは、逮捕され、裁判で、懲役7年が確定。

しかし、再審によって、無罪となる。

 

番組の放送によると、この目撃者の証言というもの。

これらは、仲間内での口裏合わせや、警察の、意図的な誘導によって得られたもの。

そして、Mのアリバイを立証するような証言は、無視されることになる。

 

この「やってない」ということを証明するというのは、相当に難しい。

確実なアリバイでもない限り、それは、不可能に近い、と、言うことになるのではないでしょうかね。

 

 

この映画「それでも僕はやってない」は、「痴漢の冤罪」がテーマですが、この「やっていない」ということを証明するということが、いかに、難しいかが、物語で描かれる。

 

一時、この「やっていない」というとを証明することが難しことを逆手にとって、「痴漢」をでっち上げ、金をゆすり取るという行為をする女性が居るのが話題になったことがありますが、今でも、居るのでしょうかね。

電車通勤をしている会社員などが、女性に「痴漢だ」と言って、捕まってしまえば、もし、やっていないとしても、「痴漢で捕まった」という出来事だけで、周囲の評判は、がた落ち、もしかすると、会社を首になってしまうかも知れない、と、言う話になってしまう。

それよりはマシと、取りあえず、女性に、お金を払うという判断をする人も、多いのではないでしょうかね。

 

長年に渡って、痴漢冤罪と裁判で闘ったという人も居たはず。

しかし、それには、相当の費用と、時間が掛かり、しかも、結果は、どうなるのか、確かではない。

 

ちなみに、福井の事件は、真犯人は、捕まっていない訳で、そのまま、時効となっている。

今、冤罪を証明するための「再審」の制度で、国会が揉めているようですが、一体、どうなるのか。