映画「機動戦士ガンダム・閃光のハサウェイ・キルケーの魔女」を、映画館に、見に行って来ました。
これは、良い。
凄いの、一言。
映像のクオリティの高さは、まるで、実写映画を見ているようでしたね。
戦闘シーンでは、あの映画館の音響と、大画面に打し出される映像で、自分が、モビルスーツに乗って、その現場に居るような感覚に陥ることが出来ます。
さて、この映画「閃光のハサウェイ」を映画館に見に行っている人というのは、恐らく、ほぼ、全ての人が、「機動戦士ガンダム」のファンで、この「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀の歴史や、「閃光のハサウェイ」の小説の粗筋を、ほぼ、知っているのだろうと思われます。
映画を鑑賞した人のコメントなどをネットで見ていると、「登場人物の関係や、物語が、分かりづらい」というものを見かけましたが、そのようなことは、全く、無い。
むしろ、他の「機動戦士ガンダム」の一連の作品と比べると、コンパクトにまとまっていて、分かりやすい印象です。
なぜ、物語が、コンパクトにまとまっているのかと言えば、それは、この「閃光のハサウェイ」の物語が、他の「機動戦士ガンダム」の一連の作品とは違って、「テロ」がテーマになっているからではないでしょうかね。
つまり、この「閃光のハサウェイ」は、大きな組織による戦争がテーマではなく、「テロ」が主題。
主人公、「ハサウェイ・ノア」は、宇宙世紀0079年の「一年戦争」を戦い抜いた「ホワイトベース」の艦長、「ブライト・ノア」と、同じく、「ホワイトベース」の乗組員だった「ミライ・ヤシマ」との間に生まれた子供。
そして、宇宙世紀0093に勃発をした「シャアの反乱」(第二次ネオ・ジオン戦争)で、父、ブライト・ノアが艦長を務める「ラー・カイラム」に乗り、戦争を体験することになる。
そして、宇宙世紀0105年。
反地球連邦組織「マフティー」が、連邦政府の政治に対して、「テロ」活動を行っていた。
この「マフティー」のリーダーが、「マフティー・ナビーユ・エリン」という人物で、これが、ハサウェイ・ノアということになる。
この「マフティー」によるテロ活動の舞台は、地球で、武器としてモビルスーツが使われることになる。
そして、登場をしたのが、自力で大気圏を飛行可能なモビルスーツ。
それが、ハサウェイ・ノアが登場する「Ξガンダム」。
あくまでも、「マフティー」の行動は「テロ」なので、戦闘は、小規模なもの。
(もっとも、モビルスーツが使用されるので、被害は、甚大なものとなるのですが)
そして、この「テロ」を阻止し、「マフティー」を壊滅させることを命令されたのが、「ケネス・スレッグ大佐」。
このケネス大佐が率いるのが「キルケー部隊」で、その部隊に所属する「レーン・エイム」は、モビルスーツ「ペーネロペー」に乗り、マフティーのΞガンダムに、立ち向かうことになる。
物語としては、かなり、「人間」というものが、リアルに描かれている印象です。
戦争というものが、どういうものか。
そして、戦争の中で、人間が、どのよう悲惨が状況に置かれるのかということが、物語の中で、垣間見ることが出来る。
そして、反連邦政府テロ組織は、「マフティー」の他にも、存在をする訳で、その関係は、どのようなものなのか。
そして、「マフティー」のリーダーに、担ぎ上げられてしまったハサウェイ・ノアは、自分自身を、どうすれば良いのか。
理想や、思想の間で、その意志が、揺らぎを見せる。
小説「閃光のハサウェイ」の内容を知っているだけに、物語が進むにつれて、ハサウェイ・ノアが、最悪の結果に向かって、突き進んでいることが、見ていて、悲しい。
さて、この「キルケーの魔女」の公開前に、PVの中に、「νガンダム」が登場することが話題になっていた。
それは、映画オリジナルの新型モビルスーツ「アリュゼウス」に関係をしていたようですね。
オーストラリア、エアーズロックの近辺で、「マフティ」の活動があることを予測したケネスは、そこに向かう訳ですが、レーン・エイムは、この「アリュゼウス」に乗って、後を追うことになる。
この「アリュゼウス」には、「量産型νガンダム」が使われていた。
Ξガンダムに乗って戦闘を開始したハサウェイ・ノアは、このアリュセウスを前にして、過去の記憶が、蘇る。
連邦政府は、地球を私物化し、スペースノイドを軽視している。
多くの人が、それに不満を持っている。
が、それを正そうと「テロ」を手段にしても良いのか。
その「テロ」によって、何の罪もない民間人を巻き込んでも良いのか。
これは、現代の世界にも共通をする問題でしょう。
もっとも、近年では、また、大国の横暴により、「テロ」よりも「国家間戦争」の方に、懸念が高まっているという状況でもありますが。





