テレ朝のドラマ「ちょっとだけエスパー」ですが、今回の放送、ラストで、衝撃の展開がありましたね。
岡田将生さん演じる「兆」が、「ちょっとだけエスパー」にするために選んだ、大泉さん演じる「文太」、ディーン・フジオカさん演じる「桜介」、高畑さん演じる「円寂」、宇野さん演じる「半蔵」の四人。
なぜ、この四人が、選ばれたのか。
それは、「歴史に影響を及ぼさない」人であったから。
つまり、この四人は、近いうちに、死ぬことが決まっていたということ。
しかし、未来からの過去への介入は、時間の流れに変化を引き起こす訳で、今回の放送で、宮崎さん演じる「四季」が、本来、結婚をするはずだった兆ではなく、文太の方を選ぶという展開。
さて、これから、物語は、どうなって行くのでしょう。
そして、未来は、どうなるのか。
さて、今回の、「本来、四人は、死ぬはずだった」という展開を見て、思い出したのが、かつて、日テレで放送されたドラマ「リピート」です。
小説が原作ですが、どうも、内容は、少し違うようですね。
ドラマが、とても面白かったので、この本も、読んでみようとは思っているのですが、なかなか、機会がない。
主人公は、貫地谷しほりさん演じる「篠崎鮎美」。
ある日、この鮎美のところに、正体不明の人物から、未来を予告するメッセージが入る。
鮎美は、当然、半信半疑でしたが、その予告は、次々と、的中。
なぜ、このようなことが起こるのか。
未来を予告する正体不明の相手は、六角精児さん演じる「風間」という男。
風間が、このようなメッセージを送っていたのは、鮎美だけではなかった。
そして、風間が連絡を送った当事者たちが、一同に集められる。
その数、合計8人。
風間は、未来の予告が出来るカラクリを説明した。
それは、自身が、同じ時間を、何度も「リピート」しているため。
自分の意識を、10ヶ月前に、戻すことが出来る。
風間は、その「リピート」によって、宝くじを当て、大金持ち。
なぜ、この8人を、「リピート」の体験に招待したのか。
風間は、「適当に選んだ」と言う。
鮎美を始め、選ばれた人たちは、「リピート」の体験をすることに承諾。
風間と共に、彼女たちは、「リピート」をし、10ヶ月前に、意識が戻る。
しかし、そこから、不思議なことが起こり始める。
一緒に「リピート」をした人たちが、一人、また、一人と、死んで行く。
なぜなのか。
鮎美は、一緒に「リピート」をしたことで、親しくなった本郷奏多さん演じる「毛利圭介」、ゴリさん演じる「天童太郎」と共に、その原因をつきとめ、仲間を、救おうと、奔走することになるのだが……。
以下、種明かし、ネタバレです。
なぜ、仲間たちが、次々と、死んで行くのか。
それは、風間が、「死ぬはずの人」を、選んでいたため。
何もしなければ、時間の流れの中で、自然に、死んで行くはずの人たち。
それが、風間が、「リピート」に選んだ条件。
鮎美たちの抵抗も空しく、仲間たちは、死んで行く。
そして、自分自身の死もまた、回避しなければらなない。
そして、ラストシーン。
生き残った鮎美は、更に、「リピート」をし、死んでしまった仲間を助ける決意。
それを、風間は、面白半分に、見送る、と、言ったシーンだったように記憶しています。
時間を操るSF物語には、様々なものがありますよね。
発想次第で、まだまだ、面白い物語が作れるのかも。
作家の創造力は、凄いですね。
