日テレで放送されている「誰も知らない明石家さんま」。
ネットの記事を見ると、今回、「坂本九」さんとのエピソードが、物語になるようですね。
坂本九さんと言えば、あの「日航123便」に、乗っていたんですよね。
これは、「運命」としか、言いようがない。
ネットで調べて見ると、この「日航123便」に、乗っていたかも知れない芸能人は、他にも、何人も居たようです。
明石家さんまさんも、その中の一人。
恐らく、その辺りのことが、ドラマで描かれることになるのではないでしょうかね。
そして、坂本九さんと言えば、「上を向いて歩こう」ですよね。
海外でも、広く知られた、日本を代表する名曲、と、言うことになるのでしょう。
なぜ、この曲が、広く、世界で知られているのかと言えば、やはり、アメリカのビルボートチャートで、1位になったからでしょう。
この話を知った時、「なぜ、この曲が、アメリカでヒットしたのか」そして「なぜ、曲の名前が、『スキヤキ』なのか」というのが、大きな疑問でした。
しかし、インターネットの無い時代。調べるのにも手間がかかるので、敢えて、調べてみようとも思わなかった。
そして、その後、当時、テレ朝で放送されていた「驚きももの木20世紀」という番組で、この「上を向いて歩こう」をテーマにした回を見て、その経緯を知ったところ。
記憶によると、まず、イギリスのレコード会社の人が、仕事で、日本に来ていた。
そのイギリスのレコード会社の人を、日本のレコード会社の人が接待をしていた時、たまたま、近くにあったレコード店に入り、いくつかのレコードを買って「今、日本で流行っている曲です」と、そのレコードを、プレゼントした。
そして、イギリスのレコード会社の人は、そのレコードを持って、イギリスに戻る。
イギリスで、そのレコードを聴いたその人は、その中で「上を向いて歩こう」が、とても気に入り、この「上を向いて歩こう」を、ジャズ風のインストゥルメンタルの曲にアレンジをして、イギリスで、レコードを発売。
曲のタイトルは、「上を向いて歩こう」ではなく、日本で食べて、気に入った「スキヤキ(すき焼き)」とする。
そして、そのレコードは、アメリカでも、販売されることに。
そして、アメリカの、あるラジオ番組が、放送の中で、この「スキヤキ」を流していたところ、視聴者から、「その曲の、日本語版を持っている」という投書が、「上を向いてあるこう」のレコードと一緒に、送られて来た。
そして、その「上を向いて歩こう」を、ラジオ番組で流したところから、次第に、アメリカに、人気が広がって行くことになる。
と、言う経緯だったと思います。
さて、これで、「なぜ、アメリカで、ヒットをしたのか」「なぜ、曲の名前が『スキヤキ』なのか」という謎は、解けたことになる。
しかし、最大の疑問は、「なぜ、『上を向いて歩こう』という曲が、アメリカの人たちに、広く、受け入れられたのか」というところですよね。
逆に言えば、「なぜ、他の日本の曲は、アメリカで、受け入れられなかったのか」ということでもある。
例えば、「ピンクレディー」は、一時、アメリカで活動していたんですよね。
しかし、その曲が、注目を浴びるほど、大ヒットした、と、言う訳でもないよう。
他にも、日本の曲が、数多く、アメリカでは流されていたのだろうと思いますが、大ヒットをしたのは「上を向いて歩こう」だけ。
これが、よく分からない。
坂本九は、日本語で歌っている訳ですから、アメリカの人たちが、歌詞の意味を理解して聞いている訳ではないですよね。
だとすれば、曲の全体の雰囲気、曲を聞いた感覚が、アメリカの人たちにとって、心地よかった、と、言うことになるのではないかと思うところ。
英語を理解することが出来ない日本人が、洋楽を聴いても、「良い曲」「悪い曲」の判断は、自分自身の判断で出来る訳で、それは、全く、「感性」の問題ということになる。
やはり、「上を向いて歩こう」は、アメリカの人たちの「感性」と、マッチしていた、と、言うことになるのでしょうか。
この「上を向いて歩こう」の作曲者は、「中村八大」という人。
やはり、中村八大さんの曲(メロディー)が、素晴しかったということになるのでしょうか。
また、坂本九さんの歌い方が独得で、当初、作詞をした永六輔さんが、厳しく、非難をしたというのは、有名な話ですよね。
その「歌い方」もまた、曲の雰囲気に貢献をしているはずで、それもまた、アメリカの人たちの感性に合っていたということなのでしょうか。
しかし、中村八大さんが作曲をした、坂本九さんの歌は、他にもあるはずで、なぜ「上を向いて歩こう」だけが、ヒットしたのかというのは、やはり、疑問として残るところ。
もっとも、曲の「ヒットの法則」が分かるのならば、音楽を作る人は、苦労をしない訳で、やはり、謎の部分が多いのかも。
ちなみに、昔、「少年ナイフ」という日本人のバンドが、アメリカで大人気だという話を、テレビで見たことがあるんですよね。
ネットで調べてみると、結成は、1981年。
海外で人気が出始めたのは、1983年頃からということで、メンバーの変化はあるものの、今でも活動は続いているそう。
現在では、「BABYMETAL」が、日本国内よりも、海外で、大きな人気という話ですよね。
今は、インターネットで、世界中が、リアルタイムで繋がっている。
何か、きっかけがあれば、海外で、人気者になるのは、昔よりも手軽なのかも。




