先に訪れた藤戸寺ですが、この藤戸寺から、東に、少し、離れたところに、「遍照院」というお寺があり、そこにも「六十六部」の「廻国供養塔」があるということなので、見に行って、見ました。

 

こちら「遍照院」の入口の門です。

両脇に、お地蔵さんがありますよね。

この、左の、お地蔵さんが、「六十六部」の「廻国供養塔」になります。

 

こちらが、「廻国供養塔」になります。

下の台座の石に、文字が刻まれています。

 

左側には「奉納六十六部供養仏」と書かれ、右側には、「十方檀主萬雲」と書かれているのでしょうか。

恐らく、他の面にも、文字が書かれていたのでしょうが、劣化をして、読めなかった。

恐らく、製作をされた年なども、記されていたのでしょうが、分からないので、残念。

 

ちなみに、藤戸寺の、お地蔵さんに書かれていた「十方信者」、そして、こちらの、お地蔵さんに書かれている「十方檀主」。

双方に書かれている「十方」とは、何でしょう。

ネット出調べて見ると、この「十方」とは、「東西南北」の四つ、「北東、東南、南西、北西」の四つに、「上、下」の二つを合わせて、「十方」ということ。

要するに、この宇宙空間の全てを、表す言葉のようです。

 

「十方信者」「十方檀主」が、何を示しているのか。

 

ネットで、少し、調べてみても、分からない。

 

推測をすると、この世の全ての仏教信者。

そして、「萬雲」という人物は、「六十六部」の廻国者で、廻国の修了を記念して、全ての仏教信者を代表して、この廻国供養塔を建てたということなのでしょうかね。

 

こちらは、門で、対になっている、お地蔵さん。

こちらは「法界地蔵」ですが、台座の文字は、やはり、風化をして、読めなかった。

 

さて、近くを歩いていると、まず、このようなものがありました。

 

道しるべの石柱です。

「右」「い」の二文字は、読むことが出来ますが、その下には、何が、書かれているのか。

 

こちらは、別の面。

「左吉〇〇おか山〇」と、書かれているのでしょうか。

 

そして、「児島八十八カ所」の遍路石。

ちなみに、「第八十一番」と書かれていますよね。

この「第八十一番」が、近くにある正覚寺なのですが、少し、不自然です。

 

近くの遍照院は「第四十五番」、そして、藤戸寺が「第四十六番」。

なぜ、正覚寺だけ、「第八十一番」なのでしょう。

以前、ネットで調べたところでは、この「児島八十八カ所」の札所のお寺は、その権利を、売買することもあったようなので、「第八十一番」の権利を、正覚寺が、買った、と、言うことなのでしょうかね。

 

これも、正覚寺への遍路石。

面白いデザインですね。

 

そして、この近辺には、昔ながらの、古い建物が、いくつもあるのですが、その中で、この建物が、興味を引かれました。

 

 

この建物は、「日曜診療所」ということで、どうも、日曜日だけ、内科の診療をしているようです。

なぜ、そのようなことをしているのでしょう。

 

しかし、日曜日に、病院が診療をしてくれるのは、有り難いことですよね。