今朝の藤井海岸。
三菱マリタイムシステムズ玉野工場から、護衛艦が出航するところでした。
まだ、空には、雲が多いですね。
護衛艦を、拡大します。
「おおすみ」型輸送艦のようです。
近くには、出港の支援をしたのか、タグボートが居ました。
護衛艦は、これから、南に向かって、航行して行ったようです。
さて、オーストラリアが、導入を検討していた次期汎用フリゲート艦に、日本の「もがみ」型護衛艦の発展型である新型FFMを採用することが決まったという報道がありましたね。
ネットで、記事を読むと、オーストラリアが、導入するのは、全11隻。このうちの3隻を、日本で建造し、残りの8隻は、オーストラリアで建造することが決まったそう。
現在、イギリス、イタリアとの共同開発が進行中の「F3」戦闘機と共に、これから、日本も、本格的な武器輸出国となるのでしょうか。
しかし、現在、軍事品の開発と、生産、維持には、昔とは比べものにならない、莫大な費用がかかるものと想像します。
もはや、一国で、それを、全て、行うのは、かなり、無理がある話なのではないでしょうか。
出来るだけ、多くの国で、同時に、それを賄った方が、経済的な負担は、減ることになる。
また、最新の軍事技術の開発にも、多くの国が、協力をする方が、有利なのではないでしょうか。
21世紀。もはや、戦争は起きないという期待がありましたが、ロシアによるウクライナ侵攻で、その夢は、敗れてしまった。
まさか、今、あからさまな侵略戦争が起きるとは。
日本は、そのロシアの隣国です。
ロシアが、北海道に、突然、攻め込んでくるという可能性も、「0」ではないということになってしまった。
そして、問題は、中国。
先日も、軍事パレードを行い、圧倒的な軍事力を誇示した。
海洋進出を強め、台湾への侵攻もまた、何時、起こっても、おかしくはない。
その時、日本は、どう対処をするのでしょう。
アメリカは、果たして、頼りになるのでしょうか。
トランプ大統領以降の大統領もまた、世界への影響力を低下させる方向に、アメリカが向くのなら、日本は、自分で、安全保障を考えなければならない。
今、オーストラリに護衛艦を輸出し、フィリピンにも、中古の護衛艦を提供するという話。
これらも、その中の一環でしょう。
しかし、何度も、繰り返すように、問題は、「兵力」ですよね。
先日、ドイツでは、徴兵制を復活させる方向への法律が、閣議決定をされたというニュースを見ました。
これは、確か、18歳になった国民に、兵役をするための身体検査を義務づけるもののようです。
もちろん、即、徴兵制度が復活をするということではないようですが、もし、兵士が足りないということになれば、いつでも、即座に、国民を徴兵出来るという制度を整えるということ。
ヨーロッパ諸国は、ロシアの脅威と、アメリカの消極的姿勢によって、軍事力の確実な強化に乗り出している。
日本の政治家は、どうするつもりなのか。