毎週、木曜日に放送されている日テレのドラマ「恋愛禁止」。
とても、面白く、見ています。
主演をしているのは、伊原六花さん。
あの、「バブリーダンス」で話題になった高校生のダンスチームのキャプテンをしていた人ですよね。
当時から、ネットでは「かわいい」と評判だったので、卒業後は、芸能界に入るのだろうなと思っていたのですが、やはり、その通り。
そして、順調に、女優として活躍し、今回、主演。
なかなか、良い演技をしています。
このドラマ、小説が、原作のようですね。
テーマは、「ストーカー」です。
まず、一人目のストーカーは、伊原さん演じる「瑞帆」が、高校生の時に、教師の「倉島隆」と交際。
しかし、この隆が、ストーカーに変貌する。
瑞帆は、隆から逃げて、東京に来る訳ですが、そこにも、隆が、追いかけて来る。
追い詰められた瑞帆は、ついに、隆を、殺してしまった。
が、なぜか、隆の遺体は、殺害現場だった駐車場から、忽然と消えていた。
誰も、隆の遺体を見ていないようで、事件にはならなかった。
時が経ち、瑞帆は、「津坂慎也」という男性と結婚。
子供も生まれ、幸せな家庭を持ったが、そこに、「郷田肇」という男性が現れる。
実は、この肇もまた、瑞帆のストーカーだった。
街で、偶然、瑞帆を見かけて、一目惚れ。
瑞帆の後をつけて、行動を観察したところ、あの殺人事件を、目撃していた。
肇は、この殺人事件を目撃したことをネタにしながら、瑞帆へのストーカー行為を続ける。
しかし、肇もまた、隆の遺体が、どこに消えたのかということは、知らなかった。
隆の遺体は、誰が、どこに持ち去ったのか。
そして、瑞帆には、肇のストーカー行為、そして、隆の妻(瑞帆は、隆が結婚していたことを知らなかった)の手も、迫って来る。
この「ストーカー」というもの。
大きな問題ですよね。
この「ストーカー」が、大きな話題になったのは、1999年に起きた「桶川ストーカー殺人事件」からではないかと思います。
この事件から、「ストーカー」という存在が、世間に認知されることになったのではないでしょうか。
しかし、この「ストーカー」による事件は、絶えないですよね。
恐らく、ストーカーをしている本人は、自分の行動が「異常だ」ということに気がついてないのではないでしょうか。
だから、これだけ、世間で、大きく騒がれても、ストーカーによる事件は、無くならない。
ストーカーによる事件が起きると、警察の対応が、必ずと言っていいほど問題になりますが、警察としても、対応は、難しいですよね。
「痴情のもつれ」と、「ストーカー行為」は、第三者からは、なかなか、区別がつかないのではないでしょうか。
しかし、この「ストーカー」は、はるか昔から、存在をしていたはずで、桶川の事件以前、なぜ、大きな話題にならなかったのかというのが、不思議です。
さて、この「ストーカー」をテーマにした映画で、なかなか、面白かったのが、1992年に公開された「不法侵入」です。
日本で、まだ、「ストーカー」という言葉が、一般的に、知られる以前のこと。
アメリカでは、すでに、「ストーカー」という存在は、世間で、知られていたのでしょうか。
ある夜、主人公夫婦の住む家に、強盗が入る。
そこに、警察官二人が駆けつけ、強盗は、無事、逮捕される。
しかし、その二人の警察官のうちの一人「ピート」が、夫婦の妻「カレン」に、好意を持った。
当初は、ピートは、カレンに親切に接し、カレンもまた、ピートに、好感を持つ。
しかし、ピートの行動は、次第に、常識を越え、異常なものに変わって行く。