昨日、日テレで放送された「しゃべくり007」。
ゲストは、蒼井優さんでしたね。
たまたま、テレビをつけたら、蒼井優さんが出ていたので、そのまま、見ていたのですが、その中で、映画「フラガール」の話もありました。
映画が公開されたのは、2006年。
個人的にも、大好きな映画の一つ。
今回、「しゃべくり007」を見ていて、初めて知ったのですが、映画の中で、フラダンスを披露した役者さんたちは、みんな、ダンスは未経験。
しかも、撮影をしながら、たった、二ヶ月の猛特訓で、あの素晴しいダンスを披露したのかと思うと、役者って、凄いですね。
松雪泰子さんも、蒼井優さんも、素晴しいダンスを、映画の中で、披露をしていましたが、やはり、プロから見ても、相当のレベルなのでしょうかね。
素人が見ると、申し分の無いところ。
さて、この映画「フラガール」ですが、福島県の常磐炭鉱の町を舞台にしているんですよね。
炭鉱が閉鎖となり、町が寂れていくのを防ごうと、新たに、「常磐ハワイアンセンター」を作り、それを成功に導く、実話を基にした物語。
かつて、「石炭」というものは、日本の、大きな産業の一つだった。
日本の各地に、石炭を掘るための「炭鉱」があり、その炭鉱で働く人たち、そして、炭鉱せ働く人たちを相手に、商売をする人たちで、その炭鉱のある町は、大いに、賑わっていた。
しかし、昭和の半ば過ぎ頃から、エネルギーの多くが、石炭から、石油に置き換えられ、各地の炭鉱は、次々と、閉鎖されて行く。
当然、炭鉱の町からは、人が去り、町は、寂れて行くことになる。
有名なところでは、テレビでも、度々、紹介されている「軍艦島」ですよね。
炭鉱のある小さな島に、大勢の人が集まって生活をするために、様々なものが集中して建てられている。
あれだけ、小さな島に、あれだけ、大勢の人が集まって、仕事、生活をしていた。
それだけ、炭鉱の仕事には、魅力があったということ。
また、北海道の「夕張」も、有名な、炭鉱の町だった。
この「夕張市」について、ネットで、調べてみる。
やはり、昭和30年代から、「エネルギー革命」により、需要は、石炭から石油に移って行く。
そして、夕張でも、昭和40年代から、断続的に、炭鉱は、閉鎖をされて行く。
1990年、最後に残っていた炭鉱が、閉山。
この「夕張」という町は、そもそもが、炭鉱を開くために作られた町だったそうですね。
そのため、山間に開かれた町で、農業にも向かず、炭鉱の他に、労働者の受け皿もなく、一気に、人口が減少。
この夕張市もまた、観光によって町おこしをしようと、色々と、行っているようですが、やはり、現実は、厳しいよう。
さて、「夕張」と聞いて、まず、思い出すのが、「夕張メロン」ですよね。
食べたことが無いですけど、やはり、他のメロンよりも、美味しいのでしょうか。
もう一つ「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」というものがあります。
かつては、夕張市が、運営主体となって、町おこしの一環として行われていたようですが、2006年に、夕張市が財政破綻をしてからは、有志の人たちによって行われているということになるようです。
やはり、大きな産業が、無くなってしまうということは、その町に住んでいる人たちにとっては、一大事。
今後、どうやって生活をして行けば良いのか、不安になるところでしょう。
今、日本では、造船業も、衰退をして行っているようで、玉野市に住む、多くの人たちの生活を支えていた「三井造船」も、ついに、無くなってしまった。
玉野市は、これから、何を頼りに、繁栄を目指すことになるのでしょうね。