インドと、パキスタンが、軍事衝突。

その中で、5月7日、インド空軍と、パキスタン空軍の空中戦が展開され、インド空軍の戦闘機「ラファール」が、パキスタンの戦闘機「J10」によって、撃墜されたということが、大きな報道になりました。

なぜ、この「ラファール」が「J10」に撃墜されたということが、これほど、大きな報道になったのか。

疑問だったので、ネットで、調べてみました。

 

インド空軍の戦闘機「ラファール」は、フランス製です。

 

 

 

4.5世代戦闘機ということになり、インドを始め、多くの国が、採用をしている。

現代の戦闘機は、ソフトのアップデートで、性能を向上させて行く。

もちろん、装備品や、武器のアップグレードも進められていて、いわば、西側諸国の戦闘機の中でも、最新のレベルのものが搭載されているものと思われる。

もちろん、インド空軍が、どれほどのレベルのものを「ラファール」に搭載していたのかは、別の問題。

 

一方、パキスタン空軍の「J10」は、中国製。

 

 

外観は、フランスの「ラファール」、イギリス、ドイツなどが使用している「ユーロファイター」などと、よく似ていますね。

 

今回、フランス製の「ラファール」を、中国製の「J10」が撃墜したということが、大きく報道されたのは、恐らく、「西側」の第一線で活躍をしている戦闘機を、中国製の戦闘機が撃墜をしたということが、衝撃を与えたのではないでしょうか。

中国は、今、欧米にとって、大きな脅威となっている国。

今後、実際に、両者が、軍事衝突をする可能性は、十分にある訳で、それが、衝撃を与える結果になったのでしょう。

 

さて、実際に、この空中戦が、どのように行われたのか。

 

当然、軍事に関する詳細な情報が、外部に伝えられるはずはない。

以下、ネットの記事に書かれていることは、パキスタン軍、インド軍の発表を元に、専門家による、状況からの推測ということになるのでしょう。

 

インド空軍、パキスタン空軍、双方の戦闘機は、合計で、約125機にも及んだということ。

かなり、大規模な空中戦となる。

しかも、この空中戦は、一時間程度に渡って、続いた。

しかし、面白いことは、インド空軍、パキスタン空軍、共に、双方の領空の中に、留まっていたということ。

つまり、いわゆる、戦闘機同士が、接近し、相手を、追いかけ合うような、従来の空中戦が行われた訳ではないよう。

 

では、この、両者が、遠距離で対峙をし、どのような空中戦が行われたのか。

 

現代の空中戦は、長距離の「空対空ミサイル」を使用することになる。

敵を、視界外から、レーダーで捕らえ、レーダーが、敵を追いかけ、発射したミサイルを命中させるというもの。

実は、パキスタン空軍の「J10」が搭載していた中国製のミサイルは、インド空軍の「ラファール」が搭載していたフランス製のミサイルよりも、射程が長いということ。

 

しかし、ミサイルの「射程が長い」ということが、即、「空中戦で有利」となるかと言えば、そうではない。

空中戦には、様々な要因が、重なって行くことになる。

 

現代では、戦闘機が単機で戦闘をする訳ではなく、味方の戦闘機、早期警戒機、また、地上からの支援などが、ネットワークとして、一つに繋がっている。

つまり、パキスタン空軍、インド空軍の「ネットワーク」が、空中戦の勝敗の鍵を握るということになる。

 

そして、パキスタン空軍のネットワークは、中国が支援をしたもの。

インド空軍のネットワークは、西側諸国が支援をしたもの。

と、言うことになる。

それで、インド空軍の「ラファール」が、パキスタン空軍の「J10」に撃墜されたということは、西側の「ネットワーク」が、中国の「ネットワーク」に敗北をしたということ。

これが、非常に、大きな問題で、だから、大きなニュースとして、今回の出来事が報じられたのだと思います。

 

敵を、発見し、目標を捕らえ、ミサイルを発射し、敵を撃破する。

この一連の流れを「キル・チェーン」と呼ぶそうです。

そして、今回、パキスタン空軍の「キル・チェーン」は、有効に働き、インド空軍の「キル・チェーン」は、パキスタン軍の電子線により、無効化されていたということのよう。

これでは、いくら、高性能の戦闘機を装備しても、役に立たない。

 

今後、西側諸国が、今回の空中戦を分析し、どのような対策を取るのか。

大きな課題となっているところでしょう。