TBSで放送されたドラマ「VIVANT」の、続編と、映画が、製作されるという話。
しかし、個人的には、世間で騒がれているほど、面白いドラマとは思わなかった。
やはり、いわゆる、お金がかかった「大作」というのは、大味な感じで、物語的には、それほど、面白いとは思えないものが多い。
この「VIVANT」もまた、個人的には、その一つ。
さて、同じように、お金をかけてドラマを作るのだとすれば、同じ、堺雅人さんを主演に、ぜひ、実写ドラマ化をして欲しい作品が、一つ。
それは、浦沢直樹さんの漫画「MASTERキートン」です。
この「MASTERキートン」を読んだ時、「こんな漫画が、あるんだ」と、驚きました。
リアルな世界観の中で、世界を、股に掛けて活躍をする主人公。
しかも、基本的に、単独行動。
しかも、それが、日本人(正確には、イギリス国籍なので、イギリス人ですが)。
主人公は、「平賀=キートン・太一」という男性。
キートン・太一は、父が、日本人で、母が、イギリス人。
しかし、両親は、離婚し、キートン・太一は、母と一緒に、イギリスで育つ。
オックスフォード大学を卒業した、考古学者で、日本の大学で、講師を務めている。
キートン・太一は、考古学者として生活をするのが理想なのですが、それだけでは、食べて行けないので、大手保険会社「ロイズ」の保険調査員をしている。
この保険会社の調査員として、キートン・太一は、世界を、駆け回る訳ですが、キートン・太一には、もう一つの顔が。
キートン・太一は、かつて、イギリス軍の特殊部隊「SAS」に所属し、フォークランド紛争や、イラン大使館人質事件に参加したエリート兵士。
タイトルの「マスター」とは、このエリート兵士としての肩書き。
その優れた戦闘能力で、保険調査員としての仕事で巻き込まれる、様々なピンチを切り抜ける。
ここが、「MASTERキートン」の物語の見せ場の一つ。
この「MASTERキートン」は、アニメにもなっていますが、僕が、漫画を読んだ時には、すでに、放送は終わっていた。
最近、YouTubeで、アニメの第一話から第三話が見られるようだったので、初めて、アニメを見ましたが、やはり、面白い。
しかし、漫画の連載時と、現在とでは、世界情勢は、大きく、変化をしている。
ドラマ化をするなら、物語は、原作、そのまま、と、言う訳には行かないでしょうが。