国道30号線の倉敷川に架かる橋。
その左右の川の中に、一つずつ、「澪標(みおつくし)」が立っています。
散歩がてら、見物に。
橋の上から、上流側を見る。澪標を、拡大します。
こちら、澪標。鳥が止まっています。
そして、こちらが、下流側にある澪標です。
土手の上から見たところ。風景に溶け込んで、ちょっと、分かりづらいですが、こちらも、鳥が止まっています。
ここに澪標があるということは、かつて、多くの船が、この川を、行き来していた証しです。
さて、この周辺を、散歩。
すると、面白いものが、いくつか。
こちらは、上流側の土手の北に、川から水を引き込んだ、小さな遊水池のような場所がありました。
ここにも、澪標が、一つ、立っていました。
拡大。
ここも、船が通っていたということでしょうかね。
そして、その遊水池の傍らに、謎の構造物がありました。
一体、これは、何だったのでしょう。
こちらは、下流側。
地神、牛馬神、龍神の、三つが並んでいました。
一部の田んぼで、成長しているのは、麦でしょう。
さて、田んぼの一角に、このような、今は使われていないと思われる古い建物が。
いわゆる、「ホーロー看板」が、いくつか、貼られていますね。
「ライオン」と書かれています。絵は、蚊取り線香でしょうか。
こちらは、「キッコーマン」。
「おしょうゆはマルキン」
「テルモンテ・トマトケチャップ・トマトジュース」と書かれていますね。
何とも、懐かしい感じ。
ネットで調べてみると、この「ホーロー看板」は、1888年頃から始まり、1975年頃から、姿を消し始めるということ。
マスメディアによる宣伝が一般的になる前、広告代理店を通さずに、製品のセールスマンと看板の製作業者が、各地で、依頼、製作、設置をしていたということ。
看板の設置に対する広告料は、現金ではなく、現物支給が多かったということです。
古い家が、解体されると共に、こういうものも、無くなって行くのでしょうね。