先日、岡山市南区で起こった大きな火事。

それに関連したニュース動画で、興味深い話をしていました。

 

かつて、玉野市の山々は、草木の、ほとんどない「はげ山」だったということは、以前にも書きましたが、実は、今回、火事で焼けた岡山市南区の方の山々も、かつては、ほぼ、草木の無い「はげ山」だったそうですね。

当時の写真も、動画の中にありましたが、本当に、ほぼ、完全に、草木の無い「はげ山」でした。

今の状況からは、信じられないこと。

 

昔から、その地域に住んでいる人のインタビューがありましたが、その人の話によると、昔は、山の木々は、燃料の薪として、そして、山々の草は、田畑の肥料として、地元の人が、使用していて、山には、草木が、全く、無かったという話。

僕が、昔、聞いた話では、日比の精錬所や、直島の精錬所から出る「煙害」で、玉野市の山々は「はげ山」だったということだったのですが、恐らく、かつては、それに加えて、地域の住民の人たちが、木々は、燃料として、草は、肥料として、完全に、刈り取っていたのでしょう。

だから、昔は、山々は、「はげ山」だったということ。

 

ファミリーマート日比店から見た、日比精錬所の煙突。

煙突は、山の上にありますが、当然、昔は、この山も「はげ山」だったはず。

そして、煙突が、山の上にあるのは、地域住民への煙害を防ぐためでしょう。

もっとも、昔に比べると、煙もまた、それほど、害のあるものという訳ではないでしょうが。

 

こちらは、同じく、ファミリーマート日比店から見た地蔵山。

この地蔵山も、元々は、木々が、全く無い「はげ山」だったのでしょう。

僕が子供の頃、山の最も、高いところから、右手の方にかけては、木々が、ほぼ、無く、地表の土が見えていた。

 

こちらは、ネットで見つけた写真。

岡山市、玉野市の山のものではないですが、左が「はげ山」で、右が、植林をした後の山。

 

かつて、玉野市、岡山市南区の山々は、左のような山ばかりだった。

今では、信じられません。