藤井海岸にある小さな港の隅に、このようなものがあります。

 

何かのお社か、お地蔵さんが、中に入っているのだろうと思っていたのですが、中を覗いてみたところ、どうも「不動明王」の石仏のようでした。

表面は、かなり風化をしているようで、像は、あまり、はっきりとしない上、外からは、見え辛い。

屋根の下、左側の、隠れたところに、右手を向いて、石仏が、置かれていました。

 

僕が、中の石仏を「不動明王」だろうと思ったのは、不動明王が持つ「剣」が見えたから。

これは、「三鈷剣」と呼ばれるものだそうですね。

 

この、右手に持っている剣です。

 

もし、この中の石仏が、本当に、不動明王だとしたら、なぜ、こんなところに、不動明王があるのか、不思議なところです。

何時、誰が、何のために、置いたのか。

 

元々、この辺りは、埋め立て地で、港自体は、埋め立てる前からあったのでしょうかね。

 

石仏を、このように、外から見えないよう、ブロックで囲ってあるのも、何か、意味があるのでしょうが、なぜ、わざわざ、見えないようにしているのか。

不思議なところです。