さて、同じく、漫画「ドラえもん」の第8巻に「ニクメナイン」という一話があります。

 

 

のび太は、ジャイアンたちと、空き地で、野球をしている。

すると、その中の一人が、ジャイアンにぶつかり、ジャイアンが転倒。

のび太たちは、ジャイアンが、怒り出すものと、心配をして見ていたが、ジャイアンは、相手の顔を見ると、

「お前には、怒れないや」

と、許してしまう。

意外に思った、のび太は、ジャイアンを、蹴飛ばそうとするが、

「何を、しやがる!」

と、殴られてしまう。

 

一体、何でだ。

と、のび太は、家に帰って、ドラえもんに話す。

すると、ドラえもんは、

「それは、人柄だよ。憎めない奴って、居るもんだ」

と、言い、のび太は、

「不公平だ」

と、ドラえもんに、抗議をする。

 

そこで、ドラえもんが、取り出したのが、「ニクメナイン」という秘密道具。

この「ニクメナイン」を飲めば、誰もが、その人を、怒れなくなり、何をしても許してしまうという人柄になるというもの。

 

この「人柄」というもの。

よく考えれば、不思議なものですよね。

 

人には、それぞれ「人柄」がある。

 

良い人柄。悪い人柄。

何となく、人に好かれる人。

何となく、人に嫌われる人。

 

この「人柄」って、どこから生まれるのでしょうね。

やはり、生まれ持っての、性格ということになるのでしょうか。

 

そして、その「人柄」を、どのようにして、他人は、感じることになるのでしょう。

 

何となく、その人が、醸し出す「雰囲気」のようなもの。

とても、不思議ですよね。

恐らく、それは、努力をして、真似の出来るものではない。

 

僕の場合、なぜか、周囲の人から、微妙に、距離を置かれてしまう。

だから、親しい友達というものが、出来ない。

もっとも、これは、僕自身の思い込みで、実際に、周囲の人が、僕の「人柄」を、どのように見ているのかは、分かるはずもない。

実際に、誰かに、聞いたことがある訳ではないですから。

 

いつも、明るく、朗らかで、周囲に、いつも、親しい友達が居る。

そういう「人柄」になりたかったですね。

きっと、人生、楽しいでしょう。