少し前に、「無能の鷹」という連続ドラマを放送していましたよね。
毎回、面白く、見ていました。
原作は、漫画のようですが、こちらは、未読。
主人公、「鷹野ツメ子」は、見た目は、圧倒的に「出来る女」の雰囲気を醸し出している。
しかし、実際は、全く、何も出来ない、無能な人。
当然、知らない人は、鷹野を、優秀な社員だと誤解をする。
そして、無能な鷹野は、相手の言うことを誤解し、勝手な思い込みで行動するが、その鷹野の行動が、奇跡的に、相手を、良い方向に誤解させ、結果、仕事が、上手く行く。
と、言う物語。
昔は、日本の会社は、「年功序列」「終身雇用」で、基本的に、会社を首になるということは無い。
そのため、仕事の出来ない社員は「窓際族」なんて、呼ばれたりしていたんですよね。
「サラリーマンは、気楽な稼業と、きたもんだ」
と、植木等さんが歌っていましたが、そのような時代は、もう、来ない。
今では、無能な社員は、すぐに「リストラ」という名目で、首にされるのではないでしょうかね。
さて、このドラマの中で、鷹野が、このような話をしていました。
働きアリは、全体の2割が、働いていない。
では、その、働かない2割のアリを、取り除けば、全てのアリが、働くのかと言えば、そうはならない。
残ったアリの中の2割が、また、働かなくなってしまう。
だから、働かない自分が、この会社に居ることによって、他の人が、働くようにしているんだ。
この話、昔、どこかで見て、知っていました。
一つの集団の中で、働きアリは、2割が、一生懸命、働くアリ。2割が、ほぼ、働かないアリ。残りの6割が、普通に働くアリ、と言う割合になるそうです。
そして、その集団の中から、働かない、2割のアリを、取り除くと、残りのアリの全てが働くのかと言えば、そうはならない。
結局、残った集団の中の2割が、また、働かなくなってしまうそうです。
実に、不思議ですよね。
そもそも、「アリ」というもの。
一つの巣に住んでいる集団で、一つの社会のようなものを形成している。
アリの、一匹、一匹は、独立をした個体に違いない。
しかし、それぞれが、自分の役割を持ち、自分の仕事をこなすことで、その集団の生活を保っている。
なぜ、このようなことが可能なのでしょう。
どうやって、一匹、一匹の、小さな個体に、意思の伝達をしているのか。
ちなみに、働きアリの話ですが、本当に、人間の集団でも、同じようなことが起こるのでしょうかね。
社員の多い会社では、やはり、2割が、よく働く人、2割が、あまり働かない人、6割が、普通の人という割合になるのでしょうか。
そして、働かない人を、会社から排除したところで、また、別の人が、働かなくなるということになるのでしょうか。
そういう大きな会社で、働いたことがないので、分からないところです。