前回、倉敷の「磯の森貝塚」を探して歩いたのですが、見つからなかった。
よく考えれば、ネットの地図で示された場所は、平地である田んぼの真ん中。
貝塚があるとすれば、このような、恐らく、かつては海の中だったはずの場所ではなく、もっと、山の麓に近い場所にあるはずだろうと、ネットの他のページを見ていると、やはり、見ていたページに示された場所よりも、かなり、南に、ずれた場所に「磯の森貝塚」はあるようなので、行ってみることに。
すると、ありました。「磯の森貝塚」の説明版です。
別の角度から。
やはり、種松山から伸びる、丘の先端辺り。
貝塚があるのは、このような場所になる。
奥に見える、右に向かう坂道。
こちらの坂道を、登ってみる。
すると、民家の庭先に、たくさんの貝殻が、転がっていました。
土の上の白いものは、全て、貝殻です。
一部を、分かりやすいように、コンクリートの上に。
二枚貝や、カキの殻だけでなく、巻き貝の殻も、多いようでした。
貝殻が、一杯です。
この「磯の森貝塚」は、種松山の北麓、旧海岸段丘上に位置する、縄文前期(約6000年前)の貝塚です。
現在は、貝塚は、民家の下に、埋まっているということ。
大正時代以来、何度か、調査が行われているそうです。
土器や、石の鏃、槍、釣り針や、耳飾りなどの装身具、タイ、エイ、イノシシ、シカなどの骨などが、出土をしているそう。
また、この貝塚から出土した「爪形」の文様を持つ土器は、「磯の森式」と呼ばれているそうです。
また、この「磯の森貝塚」に隣接して「舟津原貝塚」も存在するそう。
しかし、「舟津原貝塚」については、ネットに情報が、ほぼ、無いようなので、現状、何も残っていないし、説明版のようなものも設置されていないということなのでしょうかね。