児島湖に沿って、玉野から岡山方面に向かっていると、面白いものが見えます。
この場所、山の斜面を削り、少し、高くなっている場所に、かつて、何かの工場があったようで、僕が、この辺りを通るようになった時には、すでに、その工場は無く、一部が、跡地に残っていただけ。
随分と昔から、放置をされたままになっていたようですが、一年くらい前からだと思いますが、新たに、別の会社が、何かに使っているよう。
そして、その、道沿いにまで続く斜面を削り、何かをしようとしているようなのですが、その斜面の土の中から、このような石垣が出て来ているようです。
上にある二段、三段になっているコンクリート製のものが、はるか昔、工場だったものの痕跡。
そして、一番、手前にあるのが、斜面の中から出て来た石垣です。
なぜ、このような石垣が、斜面の中に埋もれていたのでしょうね。
普通に考えれば、この石垣を作った後に、上の山の斜面の土が崩れ、石垣が埋まったのでしょうが、それは、かつて、この上に存在をした工場が作られるよりも以前のこと、と、言うことになるのでしょう。
この石垣が作られた時、その上に、何があったのでしょう。
推測をすると、かつては、この石垣までが児島湖、または、児島湖が出来る以前の海だった場所で、この石垣の上に、道があったのだろうと思うところ。
または、この石垣に沿って、下の部分に道があり、斜面の土が崩れないように、石垣が作られたか。
こちらは、近くを歩いた時の風景です。
右手の奥に見えるのが、金甲山。
児島八十八カ所の遍路石がありました。
この道の奥に、普門寺というお寺があるようですが、すでに、お寺の建物は無いようですね。
小さなお堂があるだけのよう。
近くには、蔵のある立派な古い家もありました。