卯月妙子という人が描いた「人間仮免中」という漫画があります。
この漫画。作者の、とんでもなく壮絶な人生を、ユーモラスな雰囲気で描いています。
卯月妙子という人が、どういう人で、どういう人生を送って来たのか。
それは、あまりにも壮絶で、ここに、一々、書く気にはなれないので、関心がある人は、ウィキペディアでも読んでみてください。
しかし、漫画自体は、ユーモラスな感じで、面白い。
壮絶な体験をユーモラスに描いているというところは、吾妻ひでおさんの「失踪日記」「アル中病棟」と、共通するところがあるように思います。
この「人間仮免中」というタイトルが、秀逸ですよね。
僕も、この本が発売された当時、このタイトルに引かれて、内容は、何も知らずに購入。
よく、この人生で、命を落とすことなく、無事に生きているというのが、奇跡と言ったところ。
作者は、精神的な病気から、何度も、自殺を図り、何度も、死にかけている。
やはり、人間が生きて行くためには、周囲の人たちの助けが必要だということが、この本を読めば、よく分かります。
人は、一人では、なかなか、生きて行くのは難しい、と、言うことになるのでしょうね。