今日は、鷲羽山の山頂近くにある「鷲羽山ビジターセンター」に行ってみました。

建物の中に、色々と、展示物があるようなので、それを見るため。

 

このように、鷲羽山と瀬戸内の海について、様々な説明版や、展示物がありました。

規模は、小さいですが、なかなか、面白い。

 

こちら、ナウマンゾウの牙や、歯などの化石です。

説明版を見ると、江戸時代の頃から、鷲羽山の沖や日比の沖などで、漁師が、ナウマンゾウや、鹿、虎などの骨を海底から引き上げることがあり、それは、今も続いているということ。

この鷲羽山から四国への間というのは、瀬戸内海でも、最も、浅いところだそうです。

氷河期の時代は、瀬戸内は海ではなく、人々が歩いて、往来をすることが出来たそうで、当然、動物たちも居た。

その時の動物の化石が、今でも、海底にあるということ。

 

こちらは、鷲羽山で収集された石器です。

ちゃんとした調査が行われる以前から、今の鷲羽山の山頂付近や、第一展望台の付近などで、多くの石器が、確認されていたそうです。

旧石器時代の遺跡で、西日本では、最初に、本格的な調査が行われたもの。

 

鷲羽山の地質についての説明版と、鉱石が展示されています。

 

こちらは、鷲羽山で収集された水晶だそうです。

 

こちらは、蛸壺です。

右の二つは、約千年前のもの。左の二つは、江戸時代のものだそうです。

 

こちらは、イイダコの壺。

下津井沖は、タコで有名ですよね。

しかし、今では、タコの漁獲量も、昔に比べると、かなり減っているよう。

温暖化の影響で、海洋環境が激変し、タコだけではなく、様々なものの漁獲量が激減していますよね。

この先、どうなるのか。

 

さて、今日、鷲羽山ビジターセンターに来たのは、これを見るため。

鷲羽山には、古墳群があり、登山道に沿って、一号墳、二号墳、三号墳と、三つの横穴式石室の古墳が確認されていますが、これは、一号墳から出土したもの。

やはり、直刀が目を引きますね。

 

 

 

 

この本によれば、鷲羽山古墳群の一号墳は、登山道の拡張工事の時に、発見をされたそうです。

その時、すでに、蓋石は無く、古墳は壊れていたそうですが、なんと、副葬品は、そのまま、残っていたそうです。

上の写真が、それです。

 

しかし、その時、工事をしていた労働者たちが、専門家が調査をする前に、勝手に、副葬品を持ち去った形跡があるようです。

他に、どのような副葬品があったのか。

気になるところですね。

 

鷲羽山ビジターセンターから見た、瀬戸大橋です。

 

こちらは、やや東方面。

 

今日は、曇り空でした。

少し、肌寒い感じがしました。