児島に出かけた時に、いつも、気になっていた鳥居があります。

なぜ、あそこに、あのような鳥居があるのだろうと思って見ていたのですが、「由加の民間信仰」を読み、由加に向かう「下村参道」の入口だということが分かりました。

 

こちらが、その鳥居です。

車で走っていると、見えます。

 

 

「瑜伽大権現」の文字が書かれています。

江戸時代に書かれたものによれば、この鳥居の両脇に、瑜伽と金比羅宮の「両参り」の石灯籠があったそうですが、今は、無いようです。

鳥居には「文久元年」の文字が。

 

田の口の港のすぐ側に、田の口参道の鳥居があるように、かつては、この鳥居の近くまで海で、そこに「下村港」があったのでしょう。

今は、埋め立てが進み、海岸線は、かなり南に移動している。

 

しかし、道を挟んで、鳥居の近くに、このような小さな、入江のようになった港があります。

恐らく、かつての下村港の名残でしょう。

 

 

南側から見たところ。

右手の奥に、鳥居が見えます。

 

かつては、この下村港の近辺も、由加への参拝客で、大いに、賑わっていたことでしょう。

 

ちなみに、近くで、秋祭りの「だんじり」の準備をしていました。

児島地区の秋祭りは、随分と、賑やかなようですね。